『續 鋼鉄の巨人』(1957)
2021年 09月 25日

そこでメラポリア大使館員を捕まえ本拠地に案内させようとするのだが、アトムAB団は大使館員を殺害し、その汚名をスーパージャイアンツに着せてしまう。
子供たちに危機迫る!スーパージャイアンツは間に合うか?!
――という幕開けなのだが、タイムサスペンスの盛り上げ方が下手。
敵も悠長だし子供たちや神父様も時間稼ぎをするのだが、それでもスーパージャイアンツは間に合わないというお間抜けぶりだ。
終盤でようやっとヒーローらしい格闘シーンも見せてくれるが、スーパージャイアンツは徒手空拳。
おまけに人が好いというか、敵に対して甘いというか。
銃は無粋だから、せめて剣とか棒とか持たせた方が殺陣シーンは迫力出たんじゃないかな、チャンバラ映画からの伝統もあるし。
ともあれ、事件は解決しメデタシメデタシ。
子供たちの言葉から、比較的早い段階でスーパージャイアンツを味方だと認識する刑事を中山昭二が演じているのだが、以後のシリーズでレギュラー入りするというようなことはなかったらしい。
なんか勿体ないなあ。