『インビジブル』(2000)
2021年 09月 25日
なんせ監督はポール・バーホーベンだ。
透明になる実験に成功した天才科学者セバスチャンにケヴィン・ベーコン、その同僚で元恋人のリンダにエリザベス・シュー、リンダの現在の恋人で同僚でもあるマットにジョシュ・ブローリン、他にキム・ディケンズ、ジョーイ・スロトニック、メアリー・ランドル、グレッグ・グランバーグ、ウィリアム・ディヴェインらが出演。
そして透明になってまずやることは、寝てる同僚女性のシャツのボタンを外し、おっぱいを揉むこと。
次は女性用トイレに侵入したり元カノのスカートを捲ったりと、やっぱりそうなるよね。
軟禁状態の研究施設から抜け出して最初にやるのは、例の隣人女性をレイプすることだし首尾一貫してる。
最初の方で「動物で実験した際に透明でいる時間が長くなると精神に異常をきたす」なんて説明は用意されてはいるものの、セバスチャンの場合は最初っから狂ってるとしか思えないのもケヴィン・ベーコンの演技力の賜物だろう(ホントか?)。
リンダとよりを戻そうとして拒絶され、力づくでものにしようとするのだがこれまた失敗。
イメージシーン(なのかな)ではリンダは寝ている時にシャツを開けられ、パンツも脱がされるんだけど露出もそこまでの寸止め状態。
エリザベス・モスならあんまり見たいとは思わないが、エリザベス・シューならもっと見せて欲しかったんだけど…。
最後はリンダとマットが出来てることを知り、また実験の全貌が外部に漏れることを恐れたセバスチャンは同僚たちの皆殺しを図るのだが、リンダとマットの機転もあってその野望は潰えさる。
マットの助力はあるものの、基本的にはリンダが自力で解決するのが時代の流れなんだろうなあ。
これが10年前、20年前だったら、セバスチャンにとどめを刺すのはマットの役目だったかもしれない。
透明になる前に血管や内臓や筋肉がスケスケになったり、実験動物たちが虐待されていたりでそっち方面ではグロいシーンがあるけれど、肝心のエッチなシーンは分量としてはさほど多くはない、それが不満。
そういや続編が作られてるようだけど、そっちはどうなってるんだろう?
お話の方は「死んだと思ってた殺人鬼が実は生きてました」パターンではないようだけど。