『ドバットマン』(2010)
2021年 09月 28日

だが二人もジョーカーに捕まってしまい、バットマン共々処刑の時が迫る!
とんでもない邦題が付いているけれど、原題は”BATMAN XXX: A PORN PARODY”、「バットマン」のパロディポルノ映画だ。
劇中では当然のように「ドバットマン」とは呼ばれない。
80年代以降のダークなバットマンではなく、60年代のTVシリーズのノリを徹底的にコピーしていて、音楽もそれらしく完成度はなかなか高い。
といってもメインは勿論あのシーン。
最初はリサとリドラー、次はバットマンとリドラーの手下のリサ、それからジョーカーと彼の手下の女性二人、更にはロビンとバットガール、という具合に次々とカップリング。
最後はバットマンとロビンの二人がキャットウーマンのお相手をする。
約2時間の映画だが、そのうちの1時間45分くらいはそんなシーンが延々と続くので見ていて飽きる。
バットガールことバーバラ・ゴードン役のレクシー・ベルとか、バットマンを誘惑するモリー役のアレクシス・テキサスとか、キャットウーマン役のトーリ・ブラックとか異なるタイプのセクシー美女が沢山出てくるのだが(申し訳ないがリサ・カーソン役のキンバリー・ケインはちょっとタンマ)、人が変われどやってることは同じだから、もう少し切り詰めて70分くらいにまとめてくれてれば、というところ。
じゃなきゃ見せ方を工夫して、ワンパターンから脱却してくれないとね。
監督はアクセル・ブラウン、他の出演者はアンディ・サン・ディマス、サイレン・セクストン、デイル・デヴォン、ジェームズ・ディーン、エヴァン・ストーン、ランディ・スピアーズ。
実は2011年の全米ポルノ映画のアカデミー賞「AVNアワーズ」で、「最優秀セールス作品」賞他8部門で受賞したという名作らしい。
まあ、だからどーした!って話ではあるのだが。
ラストはバットマンとロビンのピンチで「次へ続く」だが、流石に続編は作られてないだろう。