『シークレット・フィンガー/地上最強の美女軍団』(1973)
2021年 10月 07日
事件解決の適任者としてコンピューターが弾き出したのは、サブリナ率いる美女軍団。
ということで諜報機関のエージェントらしいサブリナが、仲間を集って敵地へと潜入するというスパイアクション物。
1時間半の映画なんだけど、やたらと長く感じた。まず美女軍団のメンバーがなかなか揃わない。
初っ端から身近に裏切者がいることが発覚するし、最初にスカウトされた連中はあっけなく殺されるし、なんだか敵も味方も正体バレバレで、すぐ騙されたり捕まったりを繰り返す。
美女というより美熟女軍団で、各人が何のエキスパートなのかもわからないし、暗いシーンが多いので誰が誰やら判別も難しい。
いつの間にか任務中に殺されちゃうメンバーもいるけれど存在感がイマイチだし、他のメンバーは彼女のことをあっさりと見捨てるしの消耗品扱い。
敵のボスは組織の裏切者で、どうやらサブリナの元カレらしい。
ということで、お互いに未練があるらしい二人が相手を出し抜こうとしたり、反対にイチャついたりするシーンも繰り返し出てくるので怠くなる。
全体的に安っぽい「チャーリーズ・エンジェル」みたいなんだけど、あの番組が始まるよりも前に作られてるんだよね、この映画。
となると数ある「007」フォロワーのバリエーションの一つってことになるのかなあ。
お色気アクション映画と紹介してる記事もあるけれど、せいぜい水着や下着どまりでカワイイもの。
そっち方面を期待しても得るものは少ないだろう。