『デューン・ サバイバー/砂の惑星』(2020)
2021年 10月 13日
脚本・監督はマーク・プライス、出演はフィービー・スパロー、デイジー・アトキンス、サイモン・ドワイヤー=トーマス。
生き残ったのは女性二人なのだが、一人は重傷。
程なく(といっても映画の半分ほど来てからだが)息を引き取り、後は主人公の一人舞台。
味方との連絡が取れず自力で脱出するしかないとわかってからは、同じく不時着した敵機から修理に必要な部品を調達し、それで脱出を試みる。
ただ異星人の姿は頂けない。
奇妙なガスマスクを被っただけのヘンなヤツでしかないので、出番も多いことだしここはケチらずにもうちょっとそれっぽいデザインのクリーチャーを登場させるべきだった。
邦題やパッケージなどから連想されるのとはまるで違うお話だが、殆ど全編一人芝居だった主演女優の熱演もあり、過剰な期待さえ抱かなければまま愉しめる作品ではある。
ただ舞台となっている惑星は、岩だらけの荒野だが川もあり、逆に砂場はないので”砂の惑星”でもなんでもない。
これは邦題の勇み足だね。