『パイパレラ』（2015）

これは凄い。

主題歌をバックにした無重力ストリップ（見えそで見えない原典版と違い、こっちはちゃんと見せてくれる）から始まり、ヒロインが着るコスチュームの数々に至るまで原典の再限度がハンパじゃない

変な邦題が付いているものの、原題は”BARBARELLA XXX AN AXEL BRAUN PARODY”で、あのジェーンフォンダ主演、ロジェ・バディム監督によるカルトＳＦ『バーバレラ』のパロディ映画だ。

監督はアクセル・ブラウン、出演はライリー・スティール、アサ・アキラ、テラ・パトリック、シャネル・ハート、プリヤ・レイ、レイチェル・マドリー、ジェシカ・ライアンらで18禁の作品。
本家は何度かリメイクの話が出ては消えてを繰り返してるが、いっそのことこちらを正当なリメイク作品と認めてしまったら…と思ったりなんかしちゃったりして～。

ヒロインのライリー・スティールはジェーン・フォンダには似てないが（どっちかというとブリジット・バルドーの雰囲気かな）、バーバレラのコスチュームは似合ってるし、ドジっ娘という設定も相まって原典版よりキュートかも。
原典版のヒロインも、その実やられてばかりでちっとも活躍しないし、その点でも再限度が高いと言えるかな。
そして何より原典が元々エッチな映画だから、そういった部分を強調してもさほど違和感がないという点も大きい。