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『82分署』(1995)

『82分署』(1995)_e0033570_20512053.jpg凶悪犯罪専門の特殊部セクション――通称”ワニ分署”の刑事・三夏は、時価数十億の立像を盗んだ凶悪強盗犯の根津を追い詰め逮捕したものの、相棒は重傷を負い、立像も行方不明となってしまう。
そのワニ分署に三夏の新しいパートナーとしてリンが赴任してくる。
何から何まで正反対の二人は反発しあうが、やがてリンが自分同様に哀しい過去を背負っていることを知り、三夏は次第に認めるようになる。
だがそんな折、根津が脱獄し自分を裏切った元の仲間を殺害するという事件が起きる。
三夏とリンはもう一人の仲間をマークするのだが…。

篠原とおるのコミックの実写映画化作品で、主演は井上晴美
90年代から00年代にかけて『さそり』シリーズや『0課の女(ZeroWOMAN)』シリーズなど、この人の作品はビデオ屋の一角を占めていた印象があるが、これもそんな作品群の一本。
今は亡き歌舞伎町の映画館へ見に行った記憶がある。

ウリはもちろん井上晴美のセクシーアクションということになるのだが、動きはさほど良くはないがキックは重そうだし、肩幅が広くていかり肩なのでマグナムを構えても様になる。
そうそう彼女は、水泳でインターハイに出場経験もあったんだっけ。
露出と言えば着替えのシーンで背中だけのセミヌード(とも呼べないか)を披露するくらいで、そのままノーブラのドレスでプールに飛び込み水中での格闘シーンも見せてくれるが、プールから上がってもちっとも透けないのは残念。

むしろ頑張っているのは相方の田山真美子の方で、彼女はシャワーシーンで華奢なヌードを見せ、小ぶりな胸を揉まれるカットもあり、その後は下着姿でアクションもこなしているのだが、あくまで助演扱いなのが不満。
物語上はWヒロインなのにも関わらず…。

因みにこの時期、二人ともワニブックス(本作の製作も担っている)から写真集を発売してるので、その宣伝も兼ねた共演だったのだろう。
その数年後に井上晴美はようやくヌードを披露するのだが、既に出し遅れの感は否めないし、片や田山真美子は同じ頃ひっそりと芸能界からフェードアウトしてしまったようだ。
『もりもりぼっくん』や『地球防衛少女イコちゃん2』などで注目の美少女だったのに…!

監督は後藤大輔、他の出演者は清水宏次朗、ポール牧、ユキオヤマト、神威杏次、蛍雪次郎、片岡鶴太郎となかなかマニアックな顔触れ。
そういえばLiLiCo姐さんが主演の二人以上に脱ぎまくっていて、中にはアンダーヘアーが見えるカットも含まれている。
アクションも卒なくこなしているし、御見それ致しました。
by odin2099 | 2021-11-01 20:55 |  映画感想<ワ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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