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『ザ・キング・アーサー外伝』(2017)

『ザ・キング・アーサー外伝』(2017)_e0033570_19333935.jpgサクソン人との合戦の最中、アーサー王は息子モードレッドと対立し相討ちになる。
今際の際に忠臣ベディヴィアに、エクスカリバーを湖の乙女に返すことともう一人息子がいることを告げ命を落とす。
それから19年後、聖杯の力によって甦ったモードレッドは、母モーガナと共に圧政を敷いていた。
領主に反抗した孤児のオワインは処刑されそうになるが偶然ベディヴィアと出会い、自分がアーサー王の息子であることを知る。
魔術師マーリンから因果を含められたオワインは、異母兄モードレッドとの対決を決意する。

ガイ・リッチー監督版『キング・アーサー』の便乗作品で、「外伝」とは殊勝なこと。
脚本・監督はアントニー・スミス、出演者はアダム・バイアード、サイモン・アームストロング、ポール・アルバートソン、アン・エルウィ、ウルフィー・ヒューズ、ギャビン・スウィフトと知らない名前ばかり。

オープニングとエンディングのタイトルバックは格好良いのだが、そこまで。
モードレッドはなんで父王アーサーに反旗を翻したのかはよくわからないし、オワインはオワインで色仕掛けに引っかかってあっさりとエクスカリバーを盗まれるチャラい奴。
湖の乙女も、いくらアーサーの息子だからと言ってこんな男に大事な剣を託さなくても良さそうなもんだが。

面白いのはマーリン。
何故か知らないが、『ロード・オブ・ザ・リング』でイアン・マッケランが演じたガンダルフにソックリなのだ。
ひょっとしてアーサー王伝説じゃなく『指輪物語』を作りたかったのかなと勘繰りたくもなるレベル。
まあ、それはないだろうけど。

原題は”KING ARTHUR: EXCALIBUR RISING”と仰々しいが、内容はそれについていけてない。
それならばせめて美女を揃えてサービスしてくれれば、とも思うのだけれども、そっち方面も微妙。
それでもこの手の作品が絶えないのは、それなりに需要があるんだろうなあ。


by odin2099 | 2021-11-02 19:41 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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