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『大怪獣ヨンガリ』(1968)

「ゴジラの日」なので「ゴジラ」をどれか見ようと思ったけど、気が変わったのでコレ。
ヨーロッパでは「ゴジラ」のタイトルをつけて公開されたらしいので、要は韓国版の「ゴジラ」だ。

『大怪獣ヨンガリ』(1968)_e0033570_19540949.jpgといっても怪獣の造形はエキスプロだし、特撮には大映のスタッフも協力しフィルムやSEなどに流用もあるようなので、「ゴジラ」よりも「ガメラ」の親戚と言った方がいいのかもしれない。
そして怪獣映画史(そんなのあるのか?)的には『大巨獣ガッパ』や『宇宙大怪獣ギララ』のお仲間で、東宝特撮映画とはちょっと違った雰囲気の作品。
資料によっては韓国映画ではなく、日韓合作映画としているものもある。

ちなみにこのDVDは<アメリカ公開編集版>で、原題は”YONGARY:MONSTER FROM THE DEEP”
英語吹替で上映時間も80分弱なのだが、1967年に公開されたオリジナル版は100分くらいあったらしい。
しかし今じゃオリジナルフィルムが残ってないとの噂で、韓国本国でも見られないんだとか。
勿体ない話だ。

お話と言えばヨンガリというのは韓国の伝説の怪獣らしいのだが、中東での核実験の結果目覚めて暴れだすというのが基本ストーリー。
主人公の科学者はヨンガリ退治に貢献はするのだが、もう一人の主人公は宇宙飛行士という設定ながら、序盤でヨンガリ出現までのサスペンスの引き立て役として機能はしたものの、中盤以降はその他大勢と同列にまで落ちてしまう。

また怪獣退治の決め手を発見するのが、なんにでも首を突っ込みたがるクソ生意気なガキ。
そしてその発案を全く取り合おうとしない頭の固い軍人だとか、この手の映画に欠かせない観客をイラつかせる要素を詰め込みながら、のんびりダラダラと進んでいく。

ヨンガリはアンモニアに弱いということでこれを元に強力な薬品を製造して空中散布。
更に痒みを発生させるという懐中電灯(何でそんなもん発明したんだか)を当てると、ヨンガリは体中を搔きむしって悶絶。
そして最後は下血しながら絶命…って、主役怪獣にしてはかなり悲惨な終わり方だよなあ。
「ガメラ」や「ギララ」、「ガッパ」あたりが好きな人ならそれなりに愉しめるかもしれない。

リメイク?リブート?の『怪獣大決戦ヤンガリー』の方は見たことあったけど、まるで別物。
あっちも久しぶりに見たくなってきた。

【ひとこと】
ヨンガリは口から火を吐くのだが、その口の中から火炎放射器の口(筒?)が丸見えだ。


by odin2099 | 2021-11-03 19:58 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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