『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』(2020)
2021年 11月 15日

人間をやり込めて自由に暮らしているバーナバスに憧れたピーターは、妹や仲間たちを誘って人間たちから食べ物を盗む計画に加担してしまうが、逆に捕まってしまう。
一方ビアはピーターたちを描いた絵本が売れ大手出版社と契約するのだが、自分の意にそぐわない改変を要求され困惑。
そしてマクレガーは施設育ちで本当の父親を知らないため、ピーターたちややがて生まれてくる自分たちの子供の良い父親になれるかどうか不安で一杯だった。
公開が延び延びになっていた『ピーターラビット』の続編。
本国では当初の予定より一年以上遅れ、更に日本ではその数か月後の公開になり、何となくタイミングを逸してしまってBlu-rayで鑑賞。
前作では対立から和解への過程が描かれたが、今回はより深い絆を結ぶというお話。
可愛らしい見た目から癒し系の映画かと勘違いしていると、またまたしっぺ返しを食らうだろう。
特に終盤、離れ離れになった仲間たちを取り戻すシークエンスは、そんじょそこらのアクション映画に負けない迫力で、再びドーナル・グリーソンが体を張っている。
前作ではイジワルかと思ったら実は案外いいヤツだったというギャップが魅力だったけれど、今回はピーターにとってある程度は”頼れる味方”としての存在感を発揮している。
そして今回の大きなポイントは、ピーターが喋れることをビアやマクレガーが知っちゃうこと。
そうか、人間の言葉を動物たちは理解できるけど、動物の言葉は人間にはわからないのかと思ってた。
これ、続編があったら普通に会話するようになるのかな。
その続編、ラストでは「また続きが出来そうだね」「ここで終わってもいいけどね」みたいなピーターの台詞があったけど、夫婦に子供も生まれたことだし、もう一本ぐらい続編が見たいなあ。

【概略】 大好きなビアと大嫌いなマグレガーが遂に結婚し、父親気取りのマグレガーに叱られ続けるウサギのピーター。そんな生活にうんざりしたピーターは、湖水地方を飛び出し大都会に赴くが…。 製作年:2021年 製作国:アメリカ 収録時間:93分 ジャンル:コメディ 日本語吹替:あり .0★★★☆☆ 世界中で愛される児童書を実写化したコメディの第2弾。 前作で、どういう系統の作品なのかがわかってた...... more