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『殺しのドレス』(1980)

『殺しのドレス』(1980)_e0033570_22050489.jpg性的な欲求不満を抱える人妻のケイトは、精神科医のエリオットの元を訪れた後、美術館で誘惑された男と情事に耽る。
だが男の部屋から出た彼女はエレベーター内で、剃刀を持った女性に惨殺されてしまう。
偶然その場に居合わせた娼婦のリズは、犯人を目撃してしまったために今度は自分が狙われる羽目に。
ケイトの息子ピーターに助けられたリズは、犯人がエリオットの患者であることを突き止め、その行方を追うのだが…。

開巻一番、全裸でシャワーを浴びながら自慰シーンを見せてくれるケイト役にアンジー・ディキンソン、キュートでコケティッシュな娼婦リズにナンシー・アレン、一見頼りなげなオタク少年ながらなかなかの行動派のピーターにキース・ゴードン、リズにきつく当たるマリーノ刑事にデニス・フランツ、そしてエリオットにマイケル・ケインを配したブライアン・デ・パルマ監督のエロティック・サスペンス。

Blu-rayに収録されている<アンレイテッド完全版>では下半身までアップになり、ヘアまでバッチリの圧巻の熟女ヌードを見せてくれるディキンソンだが、実はこれ、別人の吹替とのこと。
もっとも全身が映るショットもあるので、それは本人じゃないかと思うのだが、いずれにせよ序盤の30分で退場してしまうのは勿体ない。

その彼女と入れ違いに登場するのが、正ヒロインのリズ。
演じているナンシー・アレンは当時デ・パルマ監督夫人だったからなのか、登場して以降はカメラが彼女を執拗に追いかける。

ブラジャーからおっぱいが零れ落ちそうなセクシーな黒い下着姿を見せてくれ、覗いていたピーター少年が思わず動揺するというシーンがあるけれど、この流れなら”運命共同体”となったリズがピーターに色々と手ほどきをしてあげる、という展開があっても良かったかも。

ちなみに露出は下着止まりかと思いきや、最後の最後にシャワーシーンでヌードを披露してくれるのだが、実はこれが夢だったというオチが付く。
必然性ゼロとまでは言わないが、本筋に直接絡まないサービスショットで、言わば監督による嫁さん自慢なのだろう。

今回は二度目ということで犯人が誰かということをわかって見ていたのだが、何とか観客の目を逸らそうとしているのがわかるのと、吹替で見ていると声で正体がわかってしまうので些か興ざめ。
それに性同一性障害やら多重人格やらも題材としては珍しくはなくなってしまったので、真犯人に対する衝撃度は薄れてしまったのが残念ではある。

【ひとこと】
Blu-rayの特典映像には「修正版」と「無修正版」、それに「テレビ放映版」との比較映像があり、その違いが愉しめる。


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by odin2099 | 2021-11-22 22:24 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)