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『黄金の七人』(1965)

『黄金の七人』(1965)_e0033570_18105221.jpg頭脳明晰な”教授”と6人の男たちは、”教授”の愛人ジョルジャと共にジュネーブのスイス銀行に眠る金塊の強奪を企む。
様々なハプニングに見舞われながらも冷静な”教授”の支持の元、見事に金塊を手に入れた一同だったが、”教授”は偽のパスポートを6人に渡してわざと捕まるように仕向け、金塊をジョルジャと山分けしようとしていた。
ところがジョルジャはスイス銀行の支配人と組んで横取りを図るのだが、そこは”教授”が一枚上手でこの計画は失敗に終わる。
”教授”と、”教授”を裏切ったジョルジャ、”教授”に裏切られた6人の駆け引きの行方は――?

なるほど、確かに『ルパン三世』の元ネタと言われればそうなんだろうなと思う。
華麗なファッションに身を包み、時にはそのセクシーな肢体を活かして男を誘惑し、金の為なら平気で男を裏切るものの、どこか憎めない魅力を持った美女という共通点。
ルパンというより、ロッサナ・ポデスタが演じるジョルジャが峰不二子のモデルなんだろう。
で、騙されても彼女にメロメロな”教授”がルパンっぽいか。

正直言うと6人のキャラクターが誰が誰やらという感じなのだが、騙し騙されの挙句に結局は元の鞘に戻り、8人で次のヤマに向かうというラストも良い感じ。
ただ、あからさまに「次回作をお楽しみに」で締め括られるのだが、最初から続編の構想はあったのかな。

出演は他にフィリップ・ルロワ、ガストーネ・モスキン、ガブリエル・ディンティ、モーリス・ポリ、マヌエル・ザルソ、ジャンピエロ・アルベルティーニ、ダリオ・デ・グラッシ、ホセ・スアレス。
脚本・監督はマルコ・ヴィカリオ。


by odin2099 | 2021-11-27 18:16 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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