『ガンヘッド』(1989)
2021年 12月 06日
で、そんじゃあと取り出したるは『ガンヘッド』のDVD。
東宝とサンライズが手を組んだ「史上初の実写巨大ロボットムービー」です。
製作委員会には他にバンダイ、角川書店、IMAGICA、東宝映画も加わってます。

それにガンヘッド。
多分この映画を見るような層が、「巨大ロボット」という言葉からイメージする姿とは相当かけ離れているんじゃないでしょうか。
ロボットというより戦車ですね、これ。
出演は髙嶋政宏、ブレンダ・バーキ、円城寺あや、水島かおり、原田遊人、川平慈英、斉藤洋介、ドール・ヌィーン、ジェームズ・B・トンプソン、ミッキー・カーチスと国際色豊かな顔触れですが、大半は序盤であっけなく命を落とします。
当時の鑑賞メモを引っ張り出したら、もっと酷いこと書いてました、自分。
「期待してなかったけれど、本当に面白くなかった」
「これで客が呼べると考える方が間違っている」
「世界観がわからないのと、ストーリーが面白くないのと、演出が浮いているのと…」
「特撮だって特別に”凄い!”と驚くようなものじゃないし、技術的にはよくやっているのかもしれないけれど、センスがいいとも思えない」
……ボロクソ、言いたい放題書いてますね。
まあ他人様に読ませることを前提としたメモじゃないということもありますが。
ところで本作のヒロイン、ブレンダ・バーキ嬢はこの後に『クライシス2050』にも出演してるんですよね。
なんで外人集めた日本製のSF映画に立て続けて出てくれたんでしょうか。
実は親日家とか?
他には『沈黙シリーズ第3弾 暴走特急』などにも出演していますが(序盤であっけなく殺されちゃいます)、個人的には『ホット・ショット2』でのキャラが色っぽくて結構気に入ってます。

五つ星評価で【★こんなにダメダメとは思わんかった】 公開時に一回観ている。 多分、その時はガーガー寝た。 リベンジをと思いつつも26年観る機会がなかった。 で、観直して、あの時、熟睡した自分は正しかった事が判明、 いや、これは寝てもいいだろ。 誰一人として魅力を感じない登場人物。 薄くて達成感のないストーリー。 敵も味方も関係性が見えづらい。 そもそも主役格の「ガンヘッド」にパーソナリテ...... more


本当につまらないですね。
ガンヘッド(メカ)も
プラモデルなどで見ると、
悪くないデザインだけど、
映画の中ではカッコ良く描写出来てないし、
全然強そうにも見えない。
それなのに、
映画そのものを絶賛する人が少なくないし、
名作とまで言う人がいる。
感想は人それぞれとは思いつつも、
なぜ?と思ってしまう。
好きなシーンがあるとか、好きなメカがあるとかいうのはまだわかるものの、お話が面白い!興奮した!とかいう人とはちょっとお友だちにはなれないかなあ、という気がする。
そもそもサンライズが絡んで巨大ロボといったら、ガンダムとかダグラムとかそういうメカが主役だと期待するはずなんだけど。
それぞれのパーツ、パートは良いかも知れないけど、出来上がった作品は…。
会川昇の小説(前日譚と映画ノベライズ)も詰まんないし、主題歌もイメージに全然合ってないし、この作品を評価してる人はどこを見てるのかなという気になります。
もしかすると自分とは違う映画を見てるのかなあ???