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『SF西遊記スタージンガー』

今年は『マジンガー』の劇場版をおさらいし、その流れで『ダンガードA』も再履修しましたが、そのトリとしてはやはりこの作品を置かないワケにはいきません。
日曜夜7時のフジテレビ枠で放送された東映動画製作のSFアニメ、その最終作となったのがこの『スタージンガー』なのですから。

『SF西遊記スタージンガー』_e0033570_20214086.jpg毎度毎度書いてますけど、レギュラーメンバーが石丸博也、富山敬、富田耕生、杉山佳寿子、ゲストが神谷明につかせのりこ、それに音楽が菊池俊輔とくれば、これは一連の作品群の集大成といっても過言ではないでしょう。

お話の方もオーロラ姫と、姫を護る三人の従者?騎士?であるスタージンガーの旅の目的や何故そのような事態になっているかを簡潔にまとめ、例えモンスターであっても生命は大切なものだ、というオーロラ姫の主張に真っ向から反対するゲストキャラを出すことで、作品のテーマを掘り下げる内容になっていて短時間ながらまとまっていると思います。

彼が翻意する切っ掛けが、今は亡き恋人がオーロラ姫と瓜二つというのが今一つ説得力に欠ける点が残念なのですが(しかも作画レベルがあまり高くないせいか、二人がちっとも似て見えないのが玉に瑕)、子供向け番組としてはこのあたりが落としどころだと思います。

エンディングに流れるのはTVシリーズの「姫のためなら」ではなく、挿入歌の「星に願いを」
劇場版ならではの余韻を残す意味でもなかなか良い選択だったかと。
この後で、延長が決まり『SF西遊記スタージンガーII』となったTVの方でもエンディングに使われるようになります。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/3202341/
https://odin2099.exblog.jp/22921331/
https://odin2099.exblog.jp/25641149/
https://odin2099.exblog.jp/27691528/


by odin2099 | 2021-12-20 20:26 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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