『ジャスティス・ヤリーグ』（2011）

これは凄い映画である。
「ジャスティス・リーグ」のパロディ映画第２弾なのかと思っていたら、なんと「ヒーローだョ！全員集合／ジャスティス・ヤリーグ」と「スーパーヨガール」を”悪魔合体”させて一本の作品に仕立て上げた再編集版だった…！

「ヒーローだョ！全員集合／ジャスティス・ヤリーグ」に「スーパーヨガール」の活躍場面を追加で挿入したくらいの改変ならばまだ可愛いもんだが、要は別々の場所で二つの事件が同時並行で進んでいくのである。

新規撮影シーンなんっつーもんも当然ないので、スーパーマンたちジャスティス・リーグのメンバーとスーパーガールは最後まで顔を合わせない。
ラストも、誘拐されたバーバラをスーパーガールが助け出してメデタシメデタシの一方で、まんまと囮の爆弾に引っかかったリーグのメンバーたちの敗北ＥＮＤで終わってしまう。
これ、予備知識なしで見た人は何が何だかチンプンカンプンだろうなあ。

おまけにこれまた日本独自編集なんだろうけど、××シーンはトリミングの嵐でカメラに映っているのは上半身だけ。
下半身が映る場合も着衣の状態（あ、後ろ向きの時は全身映ってるショットもあるな）だし、何よりも場面がブツ切れ。

基本はおっぱいと、たまにお尻だけは見せてくれるけれど、モザイクが入るようなカットはないから挿入場面もなし（女性同士の絡みの場合は一応例外みたい）。

そこまで改変（いや改悪だな、こりゃ）するならＲ１８でリリースする意味、ないんじゃないの？