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んなでワイワイやるのが好きなタイプの各務原なでしこに出会うことで、孤高のソロキャンパーである志摩リンが変わってゆく、そんなお話なのかなと最初は思っていたのだけれどもそうではなかった。
確かにリンは他人と群れるのは好きじゃなさそうだけれども、かといって決してコミュ障ではないし、また斉藤恵那という親友もいて周囲への気遣いも出来る娘。
自分をしっかりと持っている。
一方のなでしこはすぐに誰とでも打ち解けられる性格ではあるけれど、他人の懐にズケズケと入り込むような無遠慮な娘ではない。
やや周囲に流されやすいのが短所と言えば短所か。
お互いがお互いに影響し合い、自分の好みを相手に押し付けることはなく、それぞれの良さを認めて尊重するという良い関係を築いていくというお話のようだ。
そして二人を取り巻く大垣千明と犬山あおい、斉藤恵那、それになでしこの姉・各務原桜らが良い味を出している。
volume2には第3話「ふじさんとまったりお鍋キャンプ」と第4話「野クルとソロキャンガール」を収録。
原作コミックだと3話から6話までに相当するエピソードで、多少のふくらましはあるものの、ほぼ忠実にアニメ化。
絵は相変わらず綺麗だし、実際に声優さん同士の掛け合いで聴く彼女たちのやり取りもまた楽しい。