『ゆるキャン△』volume 3

第５話「二つのキャンプ、二人の景色」と第６話「お肉と紅葉と謎の湖」を収録した第３巻。

原作だと第７話から10話に相当するエピソードだ。

実は原作漫画を読んでると、時折誰が誰やらわからなくなることがあるのだが、アニメだとメインキャラはみんな髪の色が違うし、もちろんそれに”声”が付くのでスムーズ。

デフォルメされたキャラと、実写と見紛うばかりのリアルな背景とのミスマッチ感もまた、愉しい。

５話ではリンのソロキャンプと、なでしこ、千明、あおいの３人組による珍道中が並行して描かれ、６話では今度はなでしことリンの二人が一緒にキャンプへと出かける。
リンとあおいはまだ「志摩さん」「犬山さん」と苗字呼びだったりするけれど、なでしこの距離の詰め方は早い。

メインキャラクターが何人かいる場合、始めから全員がまとまっているのではなく、バラバラだったメンバーがやがて一つになり…という展開の方が一般的なのかなとも思うのだが、この『ゆるキャン△』は一味違う。

結論はなし。

一人で行くキャンプも楽しいし、誰かと行くキャンプも楽しい。
優劣なんかないのだ。