人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『フレッシュ名曲コンサート 北欧への誘い』

2022年の初コンサートです。
しかも映画音楽とかアニメとかが絡まない純粋なクラシックのコンサートとなると…超久しぶり。
多分3年か其処等ぶりでしょう。

『フレッシュ名曲コンサート 北欧への誘い』_e0033570_20435287.jpg場所は新宿文化センターの大ホール、演奏は東京フィルハーモニー交響楽団。
ピアノが大崎由貴、ソプラノが宮地江奈、そして指揮者は首席指揮者でもあるアンドレア・バッティストーニ……の予定だったのが、「新型コロナウィルス感染症・オミクロン株に対する水際措置の強化を本年2月末まで継続し外国人の新規入国を停止する」との政府決定により来日が不可能に。
そこで気鋭の若手・角田鋼亮が急遽ピンチヒッターということになりました。

ま、今回のプログラムは自分の好きな曲ばっかり。
しかもコンサートでは聴いたことがないものが多いので、スッゴク楽しみにしておりました。

前半がシベリウスの「カレリア組曲」とグリーグの「ピアノ協奏曲イ短調」、そして後半がグリーグ「ペール・ギュント」第1組曲・第2組曲、そしてシベリウスの交響詩「フィンランディア」。

「カレリア組曲」は比較的最近知った曲ではありますが、特に第3曲「行進曲風に」がお気に入りです。
ついついハミングしたりスキップしたりしてしまう(しないけど)軽快なメロディーが特徴。
「ペール・ギュント」第1組曲最後の「山の魔王の殿堂にて」は、小学校の音楽の時間に聴いてビビッときちゃった曲なのです。

グリーグの「ピアノ協奏曲」は『宇宙戦艦ヤマト復活篇』で使われてから、個人的には変なイメージついちゃいましたね。
そういやこの曲、当初は『ウルトラセブン』最終回で流れるはずだったんだとか。
満田カントクが曲名を間違えて覚えていたので目当ての曲が見つからず、代わりに選ばれたのがシューマンだった、というお話です。
ま、余談ですが。

『フレッシュ名曲コンサート 北欧への誘い』_e0033570_20473487.jpgそして短いながらも重厚なオーケストレーションが愉しめ、最後は大いに盛り上がるのが「フィンランディア」。
『ダイ・ハード2』のクライマックスにも流れてましたなあ。

アンコール曲もシベリウスにグリークと最後まで北欧べったり。
こういう音楽的縛りもいいもんですねえ。

そういえばピアノの大崎さんとソプラノの宮地さん、お二人とも青いドレスだったので遠目には「同じ人?」みたいに見えちゃってました。
こういうので色被りって珍しいかも。


by odin2099 | 2022-01-30 20:47 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur