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『決戦は日曜日』(2021)

『決戦は日曜日』(2021)_e0033570_20051800.jpg代議士のセンセイが倒れ、すったもんだの挙句に娘が代わりに立候補。
ところが彼女、世間ずれしてるわ、高飛車だわで、残された秘書軍団がテンヤワンヤとなるポリティカル・フィクション。
初めのうちは破天荒な彼女についていけない連中も、やがてその杓子定規じゃない考え方に感化され、何とか彼女を盛り立てようとガンバル。

……というようなお話を想像していたら、全然違った。
この令嬢、口先だけでは何のかんの言ってるけれど、反省の色はまるでナシ。
秘書たちもそんな彼女に振り回されるけれど、どこか他人事で醒めている。
それがリアルといえばリアルだ。

そんな両者が最後には歩み寄って、というような展開でもなく、結局のところ最後まで両者はわかり合えていないはず。
なんとなーく前向きな、一見するとハッピーエンドっぽい終わり方をするものの、これは地獄だ。
むしろ嫌々ながらも当選してしまった彼女が、これから政治の世界をどう変えていくのか、あるいはそれに失敗するのか。
そっちの方をドラマとして描いた方が良かったんじゃないのかなあ。

毒舌が一時は炎上するものの逆に支持率アップに繋がったり、言いたいけれど言えないことをズバッと言ってくれる代弁者として持ち上げられたり、という展開があるのだから、そこで彼女が実は如何に魅力的なのかということを描いてくれたら観客も彼女に共感出来るのだけれども、そんなこともなし。
最後までヤな女だったなあ。

というワケで全体的に期待外れだったけど、彼らの”その後”は気になるので続編希望だ。

【追伸】
宮沢りえの役、斉藤由貴が演っても面白かったんじゃないかな。


Commented by ふじき78 at 2022-06-05 09:10
田中角栄の娘、田中真紀子がこんなんだったとしたら割と暗澹な感じだ。まあ、凄く当たり前の事を言うなら世襲はどうにかやめさせられんのかね。自分たちの事は自分達で決められないからやめさせられないだろうなあ。
Commented by odin2099 at 2022-06-07 19:09
> ふじき78さん

この映画の中みたいに「操り人形」「神輿」としては得難い存在なんだろうな。
そして「政治の素人」なら尚良し。
by odin2099 | 2022-01-31 20:13 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(2)

悪文礼賛


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