『ゆるキャン△』volume 6
2022年 02月 01日
これにて原作コミックは4巻まで終了。

でもメインの5人が一堂に会して何かをやる、ということはこれまでなかった。
そもそもキャンプには何の興味もなかったはずの恵那が加わり、そして孤高のソロキャンパーのリンまで参加表明したのだから、ここまでホント長かった。
でもそれで終わりじゃないのが「ゆるキャン△」の凄いというか、面白いところ。
普通ならバラバラだったキャラが集合したら、その後で喧嘩したりすることはあってもグループでの行動が基本になりそうなものだが、この作品はそれ以降も一人だったり、三人だったり、自由気ままに出かけるのが当たり前なことだ。
そもそも5人で行動するようになっても、野クルは3人のまま。
リンも恵那も野クルには入部していない。
この束縛しない・されない、つかず離れずの距離感、実にいいなあと思う。
最終話のラストシーン、これは原作にはない場面。
時が経ち、バイトでどうやら道具を揃えたらしいなでしこはソロキャンプへ出かける。
一方、リンもソロキャンプへ。
途中で連絡を取り合った二人は今いる場所の写真を送り合おうということになる。
なでしこが撮った写真は、リンと初めて出会ったあの本栖湖のキャンプ場の写真。
リンから送られてきたのは…
写真を撮ってるなでしこの後ろ姿……。
うーん、エモい。
如何にも最終回らしいし、これ、全編のラストシーンにしても良いくらい。
振り返ったなでしこの視界に入る、小さく手を振るリンの姿。
これは涙腺が緩む。
そうなんだ。
この物語はなでしことリンのラブストーリーだったんだなあ。
ただ、好評につき物語はSEASON2へと続いていく。