『からかい上手の高木さん２』②

「からかい上手の高木さん」第２期の第２巻。

第３話は「エイプリルフール」、「お花見」、「呼び方」、「進級」の４つのエピソード。

「お花見」は「あしたは土曜日」の中の「ダイエット」というお話が元になっているけれど、アニメオリジナルと言っても良いくらい膨らまされており、「エイプリルフール」の中での高木さんと西片のやりとりで、ミナ、ユカリ、サナエがお花見をしてるから後で行こうという台詞が出てくるのだが、それを受けてラストに高木さんと西片が登場する場面も付け加えられている。

「進級」も原作の「２年生」というお話が元で、これまたかなりアレンジされている。

第４話も「腕ずもう」、「大人っぽく」、「にがみ」、「自転車」の４つのエピソードから構成。
「大人っぽく」は「あしたは土曜日」が出典で、季節が秋から春に変えられている。
「にがみ」は原作だと「コーヒー」というタイトルの独立したお話だけれども、今回は「腕ずもう」の後日談という味付けが施されている。

高木さんの西片への接し方がかなり大胆になってきている。
表情や喋り方も色気づいてきたというか、少女というより女っぽさも感じさせる。
それでも自分への好意に気付かない西片はよっぽど鈍感なのか、それとも高木さんのからかいがトラウマになっているのか。
そんな西片を面白がりつつも、どこか物足りないというか寂しげな感じを見せる高木さんだが、半分以上は自業自得でもあるのだが。

それにしてもこのアニメ版、原作からのエピソードのセレクトがバラバラなんだけど、個々のエピソードを一旦ばらして親和性や融合性の高いものを選びつつ並び変えたんだろうなあ。