『ガンフロンティア』VOL.2

＜AT-X著名作家シリーズ＞の一本として放送された『ガンフロンティア』の第２巻は第３話「大砂塵馬肉の歌」と第４話「雨の殺し合い」を収録。

トチローとハーロックの旅の目的は何か？

その二人の謎を執拗に解き明かそうとする”組織”とは何か？

そしてその”組織”に命じられて二人の正体を突き止めようとしているらしいシヌノラの、本当の狙いは何か？
連続モノのテレビシリーズということで、最初から物語の構造は明らかにされている。

今回もシヌノラは受難続き。
強盗（？）に襲われて強姦され、それが済んだと思ったら今度は縛り首。
しかも何故か彼女だけ全裸に剥かれるという屈辱を味わう。
それでも何故か彼女はあっけらかんとしているというか、達観しているというか。
シヌノラの貞操観念ってどうなっているのかなあというのは、原作漫画を読んだ時から気になってる点でもある。

明らかに力づくで犯されたり、凌辱されてる場面でもそれほど嫌がってる風でもないし、相手を篭絡するためなら自ら体を開く場面もあるし不思議である。
正に”謎の美女”ではあるのだが、かといってこれが男から見た女性の理想像とは思えないのだが。

トチロー、そしてハーロックの正体は何か。
少しずつ、ほんの少しずつ、その秘密の一端が明かされようとしている。