『ウルトラQ』①
2022年 02月 13日
ちょっとじっくりと見直してみたくなった。
もちろん「ウルトラQ」は見たことなかったし、怪獣図鑑の類に載ってる数枚のスチールしか知らなかった頃のことだから無理はないのだけれども、返却する前提だから改造も最小限に留められているとはいえ、パッと見はちゃんと別モノに見えるよね?

また次郎くん、思い込みは強すぎるけどホラ吹きでもオオカミ少年でもないと思うんだけど、辛く当たられてるねえ。
猿の巨大化に関しては研究所の所員にも責任の一端がありそうだが、終始傍観者なのは納得いかないね。
五郎とゴロー、双方の説明役のはずなのにそれが上手く機能していないし。
またその五郎、劇中では啞と説明されているが、軽度の知的障碍者でもあるのかな。
その割に周囲の人間の態度、ちょっと酷すぎる。
今なら問題になりそうだ、という以前にそういう設定は怖くて使えないか。
ラストシーンはハッピーエンドなんだろうな、とは思うのだけど、五郎の様子からすると違う解釈も可能?
ただ番組延長案の中には、ゴローが再登場してスペースモンスターと戦うというものもあったから、その後も元気で暮らしていた、と思いたい。
30分番組ということで、最初から事件が起こり、それからタイトルが出てメインテーマが流れる。
密度が濃い番組だったんだなあ。
それに東宝特撮馴染みの顔ぶれが随所に見られるので、それだけでなんか安心する。