『マジンカイザー』②
2022年 02月 14日
暴走するマジンカイザー!その前に立ちはだかる満身創痍のグレート・マジンガー!
だが、カイザーの戦闘力はグレートを圧倒する。
もはや光子力研究所は風前の灯…と思われたとき、突如動作を停止するカイザー。
そのコックピットにいたのは、行方不明になっていた甲児だった。
意識を取り戻した甲児は、不思議な信号に誘導されるパイルダーに導かれるまま、山中の秘密研究所へ到達。
そこで祖父・十蔵のホログラフィに迎えられ、カイザーを託されたことを語るのだった。
だが、Zやグレートを遥かに凌駕するカイザーのパワーは、パイロットにも相当のダメージを与える「諸刃の剣」。
今回のカイザーの暴走も、甲児が意識を失いコントロール不能に陥ったことが原因である、と明かされる。
再びあしゅら率いる機械獣軍団が出現。
カイザーを残してグレート、アフロダイA、ボスボロットは出動して行く。
第1話のラストで突然姿を現したマジンカイザーの謎の一端が明かされる、いわば<序章>前後編の「後編」という位置付け。
本格的な物語のスタートは3話以降ということなんだろうけど、全7話でどこまでストーリーは展開していくのやら。
また、ラストで鉄也とジュンは早くも退場。
おそらくシリーズ後半では復帰してくるものと思われるが、ちょっと蔑ろにされすぎの感もある。
他にもグレート・ブースターの扱いとか色々不満もあって、1話でちょっと期待したのになんだかなぁ…。相変らず鉄也が甲児のことを「兜!」と呼ぶのは違和感たっぷりなだけど。あとはキャラ・デザかな。
このシリーズは、ベテランを揃えた豪華キャストが売りなのは前述したけれども、今回はゲストとはいえチョイ役の兜十蔵に納谷悟朗を持ってきた。
キーマンとして再登場も期待されるが、力は入っているようだ。
――以上、今回も「ビバ!びでお」からの転載。
手抜きですなあ。

キャラクターデザインも永井豪の絵に寄せているし、年齢を重ねてシャープさは失ったとはいうものの、甲児、弓教授、ドクターヘル、あしゅら男爵がオリキャスというのは本当に素晴らしい。
ボスと鉄也も何とかして欲しかったところだけど、あとは宙明節だけだよなあ、うん。
ただ色々と気になるのはこの作品がどの「マジンガー」の世界線にあるのか、ということ。
先ず少なくともTVアニメ版ではない。
もちろん「マジン・サーガ」や「Zマジンガー」のようなリメイク作品でもない。
では原作版「マジンガー」の延長線上にあるかと言えば、それもノー。
強いて言えば、原作版「マジンガーZ」の中盤以降に「グレート・マジンガー」のキャラを前倒して登場させ、分岐させた世界線と言ったところか。
ドクターヘルの機械獣軍団と戦うダブルマジンガーというのは何か世界観が矮小化されてるようにも感じられるし、それはヘルの配下があしゅら男爵と鉄仮面軍団しかいないことにも表れている。
飛行要塞グールは出てくるけれど、ブロッケン伯爵いないしなあ。

ダブルマジンガーなら戦闘獣より強いはずだから、「この世界の機械獣はめちゃくちゃ強えーぞ。」みたいな描写がないと納得が出来ない設定なんですよね。
あと個人的に残念なのが、弓教授の声で、ご本人だけど、年数が経ってるから仕方ないけど、どう聴いてもタイムボカンシリーズで、全然弓教授に聴こえない(ノД`)シクシク
因みに、
昨日の私のコメント「永井豪のマジンガーZはマンガで読むから楽しくて・・・」は言葉が足りないと思ったので補足。
永井豪のキャラ&メカデザインのマジンガーZはマンガだから楽しいけど、アニメになるとゆるゆるな展開だし絵にも迫力がない。アニメで見て楽しいマジンガーZはやっぱり東映のTVアニメ版ですね。
・・・でした。
仰るように「マジンガーZ/INFINITY」は惜しい感じでした。
八奈見さんの声はあまり気にならなかったんですけど、柴田さん北浜さんはちょっと気になりました。
まあ、あしゅら男爵は年齢不詳ではありますけどね。
永井豪版「マジンガーZ」、そのまま動かしてもあまり迫力が感じられなさそうな気がします。
後半の「テレマガ」掲載分だと、短編としての面白さもあるんですがね。
Zが全然出てこないエピソードとか。
「INFINITY」は今からでも遅くないので続編を作って欲しいもんです。
今度は闇の帝王の復讐編とか、グレンダイザーの後日談とか。
一番見たいのは「ダイナミックヒーローズ」の映像化ですけどね。
デビルマンやハニー、それに出来れば鋼鉄ジーグも参戦させてくれればなあ。