『スター・トレック:ボーグ・ボックス』Disc.2
2022年 02月 20日

だがクルーと接しているうちに”ナンバー・スリー”には自我が芽生え、集合体としてではなく個人として考え、行動するようになる、というお話。
ラフォージによって”ブルー(原語だと”ヒュー”)”という名前も与えられる。
人間とは相互理解不可能な、非人間的存在として登場したボーグだったが、設定の見直しというか、掘り下げる必要が出てきたのだろう。
「新スタートレック」シーズン6 252「ボーグ変質の謎・前編」 シーズン7 253「ボーグ変質の謎・後編」
シーズン跨ぎとなった前後編。
ピカードたちが遭遇したボーグたちは、集団ではなく個で行動していた。
実は仲間の元へ帰った”ナンバー・スリー(ブルー)”によってボーグに大混乱が起こり、そこに現れたデータの兄ローアによりボーグは大きな変化を遂げたのであった。
感情の芽生えたデータはローアの干渉によってエンタープライズのクルーを裏切り、ピカードたちは大ピンチに陥るのだが、”ブルー”たちの介入によって窮地を脱するという、シリーズを見ていないとやはりちょっと厳しいかなという内容だった。
そういや冒頭、アインシュタインやニュートンと並んでホログラムでホーキング博士が登場するのだが、これを本人が愉しそうに演じているのがなんか良いな。
「スタートレック:ヴォイジャー」 シーズン3 168「生命体8472 (前編)」
こちらは殆ど予備知識のない<スター・トレック>第4のシリーズから、しかも前後編の前編のみなので、誰が誰やらどういう関係なのやらちょっと混乱する。
ボーグ以上の強敵エイリアンが登場し、ボーグもヴォイジャーも大弱り。
困ったジェインウェイ艦長はボーグとの共闘を模索するのだが…というところで終わってしまっている。
さて今後の展開や如何に?
続きはシーズン4へ持ち越された。
出てくる相手は共通したボーグという存在なのだが、それに対する主人公サイドがこれまで「エンタープライズ」、「ネクスト・ジェネレーション」、そして「ヴォイジャー」と3つの番組に分かれているのは何か不思議な感じ。
その一方で歴史と、それからスケールの大きさも感じさせてくれるので、連続モノとして見るのも面白い。