『TYTANIA/タイタニア』①
2022年 03月 05日
2008年の10月からNHKBS2で、翌2009年4月からは総合テレビで、それぞれ半年間放送された。
第2話「天の城(ウラニボルグ)の四公爵」では、帰還したアリアバートに辛辣な言葉を浴びせるザーリッシュとイドリスに対し、何か裏があることに気付くジュスラン、そして後継者選びに苦慮する当代の無地藩王アジュマーンを描くことで、タイタニア一族が決して一枚岩ではないことを強調。
一方タイタニアを破った英雄として迎えられるという思惑に反し、冷たくあしらわれるファン・ヒューリックは市長がタイタニアと裏取引をしていた事実に思い至る。
経験のない自分に艦隊指揮が任されたのは、戦いに負けることを求められていたからだと。
原作となる小説はコンスタントに3巻まで出た時は読んでいたけれど、まさか20年以上もたってから4巻5巻と出て完結するとは思わなかった。
アニメ版は原作再開の告知と共にスタートしたと記憶しているが、さて何話まで見てたっけな。
監督の石黒昇をはじめ、旧作の『銀河英雄伝説』を手掛けたスタッフが参加しているので、アニメ版『銀英伝』のコピーみたいに思えてフェードアウトしてしまったのだが、今見るとその”演出”も懐かしい。
『ノイエ銀英伝』の展開というかテンポに今一つ乗れないのは、自分のリズムとは合わないからなんだろうな。