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『仮面ライダーオーズ 10th/復活のコアメダル』(2022)

Vシネクストとして製作された『仮面ライダーオーズ』の完結編。
渡部秀をはじめ、三浦涼介、高田里穂、君嶋麻耶、岩永洋昭、ヤマダユウスケ、橋本汰斗、未来穂香、松本博之、有末麻祐子、甲斐まり恵、宇梶剛士とレギュラー・キャストが再集結。
監督は田﨑竜太。

『仮面ライダーオーズ 10th/復活のコアメダル』(2022)_e0033570_18532988.jpg800年前に倒されたはずの古代のオーズが復活、グリードによって人類は滅亡の危機に瀕していた。
後藤や伊達、比奈らはレジスタンスとして戦いを続け、映司も立ち向かうが行方不明。
そんな時、彼らの前にアンクが姿を現した。

ということで映司はどうしちゃったのか、アンクは何で復活したのか、がメインのお話なのだが、これって『オーズ』の熱心なファン、思い入れが強い人でないと「ふーん」で終わってしまいそう。
古代オーズ出現の理由もあいまいだし、せっかくウヴァ、カザリ、メズール、ガメルもオリキャスで揃えたものの、殆ど見せ場なしに退場。

映司は芝居が上手くなったなあと感心するし、アンクと伊達さんの変わらなさっぷりも凄いが(反対に後藤ちゃんや里中クンは誰それな感じが否めない)、1時間程度の上映時間であれもこれもを描こうとするのは無理がある。

最後は泣かせにかかってきてるんだけど…これは泣けるのか?
作品に思い入れが強ければ泣けるのか、それとも強ければ強いほど拒否反応が出るのか、さてどっちなんだろう?
人によってはテレビシリーズの最終回を台無しにした、と怒るのだろうか。

ファンならぬ身としては、10年後にわざわざ語るべき物語なのかなという気もするのだけれども、製作サイドとしては『仮面ライダーオーズ』という作品に、きっちりと落とし前を付けなければ、という思いがあったのかもしれない。

ともあれこれで『オーズ』の物語は最後。
もっともこれはこれ、あれはあれ、今後他の作品でのオーズの客演はあるだろうし、またしれっとして映司が出て来て変身、なんてこともあるんだろうなあ。


by odin2099 | 2022-03-13 18:55 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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