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『侍戦隊シンケンジャー』第一巻

とうとう『シンケンジャー』の再鑑賞を始めてしまった~!

第一幕「伊達姿五侍」から第二幕「極付粋合体」、第三幕「腕退治腕比」そして第四幕「夜話情涙川」をイッキミ!

『侍戦隊シンケンジャー』第一巻_e0033570_21580342.jpgいきなりの外道衆の出現からシンケンレッドの登場、そのアクションシーンをバックに主題歌が流れ、オープニングクレジットが映し出されるという度肝を抜いた第1話。
説得力ある剣殺陣は、もうそれだけで格好良い。
始まる前までは「なんだこのデザイン」と思っていて、なんとなーく見始めた『シンケンジャー』だったけれど、もうこの出だしだけでファンになったといっても過言じゃない。

殿と家臣という明確な主従関係を取り入れ、赤とそれ以外のメンバーにこれだけ格差を設けた戦隊も初めてだろうし、またこれだけコミュ障のリーダーもいないだろう。
殿である丈瑠の表情が乏しくぶっきら棒な物言いは、これが俳優デビューの松坂桃李をサポートする上でも有効だったんじゃないかな。

同じくデビューの鈴木勝吾は、丈瑠に突っかかる落ちこぼれ気味の千明という役で、これまた分かりやすいキャラクター。
そんな二人を同世代では経験豊富な相葉裕樹と高梨臨、それにアイドルとして活動していた森田涼花が支える形になっている。

丈瑠に対する立ち位置を変えることで各人のキャラも立ってくるし、それによって逆に丈瑠のキャラも活きてくる。
この5人組ではなく、1人と4人という関係、上手く出来てるんだよなあ。
そして若いキャスト陣を支える伊吹吾郎の爺も良い。

1話では見ず知らずの他人を巻き込むことに懸念がある丈瑠と、とりあえず参集しましたという侍たちの話で、2話では盲目的に殿に従う流ノ介とことは、丈瑠の力量を見定めようとする茉子、あからさまに丈瑠に反発する千明を描き、3話ではその千明をメインフューチャーして、丈瑠のことは好きじゃないにしても丈瑠の凄さは認めざるを得ない、という成長を描き、4話では流ノ介と茉子のキャラの掘り下げを行うという流れ。
これからの展開が愉しみだ。

by odin2099 | 2022-03-15 22:01 | テレビ | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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