『ウルトラQ』②
2022年 03月 16日
火星に不時着したはずの探査ロケットのカプセルが、突如地球に落下した。
そのカプセル内にあった金の玉、それは恐るべき怪獣の卵だったのだ、という正統派侵略モノ。

またこの怪獣ナメゴン、塩水が弱点で一匹目は海に落っこって溶けてしまうんだけど、このロケット、海に落下したんだよね。
その時に内部にまで浸水していたら、この事件は起きなかったってことになる?
因みに放送順だと、ナンデモ博士の一の谷博士は、このエピソードが初お目見え。
第4話「マンモスフラワー」
これが製作第1話、記念すべき<ウルトラシリーズ>のファースト・エピソードだ。
お話は至ってシンプルで、都心部で太古の植物が現代に復活、しかも人の血を吸って成長する吸血植物だったというもので、巨大化する過程でビルを破壊し、犠牲者はさらに増えるというオマケ付き。
でっかい植物を何とか根絶やしにしようというだけで30分持たせるという作劇は、今じゃちょっと無理だろうなあ。
似たようなシチュエーションは「ガメラ2/レギオン襲来」でもあったけれど、あくまでもレギオン出現までの前座扱いだったし、仮に新作の「ウルトラマン」でリメイクしようとしても退屈なだけか、余計なディティールを増やして難解にしてしまうか、そのどちらかになりそうだ。
だからこそ「我こそは」という気鋭の監督がいたら、是非チャレンジしてみて欲しいもんだが。
ところでこの怪物(植物)、劇中で一の谷博士によって「マンモスフラワー」と命名されてるはずなんだけど、博士が呼称する前に報道されてるのはねえ。
編集の際の手違いとか?