『ウルトラQ』③
2022年 04月 01日

南極大陸が舞台になっているものの、もちろん現地になんか行けるはずもなく、また屋外での撮影そのものも皆無だと思う。
主な舞台は観測船の船内と、南極基地の施設内だけ。
それでも何となく様になってるのだから大したもの。
しかしこのメンバーになんで万城目が同行してるのかがわからないし(一の谷博士からの頼みらしいけれど、彼は一回の民間人に過ぎないんだけど)、また隊員同士でいがみ合ってる場面が目立つし、ヒロインは一人で勝手な行動取っちゃうし、といった部分がどうしても気にはなる。
またペギラに意外とキャラクター性がない。
デザインと造形は秀逸なんだけどなあ。
最後は何とか撃退してメデタシなんだけど、全体的に湿っぽいお話だという点を差っ引いても、爽快感がない。
この少年にちっとも共感できないし、その言動を肯定しているというか、美化してるような話の運びにも納得がいかない。
最後も、あれは夢オチなのかなあ。
レギュラー3人は取って付けたような出番の少なさ。
これなら無理に絡ませなくても良かったんじゃ?