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『ホークアイ』

<マーベル・シネマティック・ユニバース>の通算31作品目、ということになるのかな。
Disney+での配信作品としては5作品目。

劇場映画「ブラック・ウィドウ」に続いて、今度はホークアイことクリント・バートンを主人公にしたストーリーで、これで初期メンバーは(ニック・フューリーを除いて)全員が冠作品を持ったことになる。
憧れのヒーローには会うもんじゃない」、「かくれんぼ」、「エコー」、「私たち相棒でしょ?」、「ローニン」、「クリスマスがやってきた?」の6エピソードで構成。

『ホークアイ』_e0033570_21333652.jpg家族と一緒に平和なクリスマスを楽しもうと思っていたクリントが、捨て去ったはずの自分の過去に纏わる事件に巻き込まれるというもので、二代目ホークアイを襲名するであろう新キャラクター、ケイト・ビショップとのW主演。

クリスマスまであと6日、クリントは見事に事件を解決し、無事に家族とクリスマスを過ごせるのかどうか、という一種のタイムサスペンス物でもある。
本作をもってクリントは引退との噂もあるが、まだまだ頑張って欲しいものだ。

このケイト、幼い頃にNYでチタウリの襲撃に遭遇し父を亡くしたものの、その時に自分たちを助けてくれたホークアイに憧れ、武術や弓術を始めたという女の子。
彼女の母は資産家だがどうやら裏世界と繋がりがあるらしく、その秘密の一端に触れてしまったことで自らも命の危険に晒されるようになり、その過程で知り合ったクリントの、云わば押しかけ助手みたいな形での冒険が始まる。

これにクリントの命を付け狙うエレーナが加わり、更に陰謀の背後にいたのはウィルソン・フィスク、即ちキングピンであることが判明。
「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」でのマッド・マードックの登場に先駆け、キングピンが物語に大きく関わってくることでNetflix版「デアデビル」が<MCU>正伝に合流したことになる。

またどうやらエレーナとクリントとの間にも和解が成立したようで、今後二人がどういう関係になっていくのかも興味深いし、どうやら交友を深めていきそうなエレーナとケイトも気になる。
二代目ブラック・ウィドウと二代目ホークアイのバディ物なんか凄く見てみたい。
普段はいがみ合ってるのに、ここぞという時には抜群のコンビネーションを見せる、「ダーティペア」みたいな感じにならないかな。

ところでこの作品にも障碍者や同性愛者のキャラクターが出てくるのだけれども、「とりあえず出しました」感がどうしても拭えない。
多様性はわかるのだが、出すことが一種の免罪符になっていなければいいのだけれども。


by odin2099 | 2022-04-23 21:37 | 配信 | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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