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『スター・トレックVIII/ファースト・コンタクト』

劇場版「スター・トレック」シリーズの8本目で、<TNG>クルーに交代してから2作目。

『スター・トレックVIII/ファースト・コンタクト』_e0033570_08363482.jpgやっとTVシリーズのコンプレーション盤である『スター・トレック:ボーグ・ボックス』を見終わったので、今度は機械生命体ボーグが劇場版にも登場したこの作品を再鑑賞。
最初にこの映画を見た時は、ボーグが何なのかよくわかってなかったっけ。
まあ今でもそんなにわかってはいないのだけれども、あの独特なデザインにも、もうすっかり慣れっこだ。

しかしこの作品、バランスが悪い。
過去を改変したボーグを追ってのタイムトラベル物だが、ボーグと戦う一方でエンタープライズ号のクルーたちは、人類史上初のワープテストを成功させ、その結果もたらされる異星人とのファーストコンタクトを成立させなければならないのだ。
クライマックスは同時進行でその両方が描かれるのだが、見てる方も忙しい。

何とか実験を成功させるために奔走するクルーたちを見ていると、歴史を変えないようにするために過去に介入しちゃうのは矛盾が生じやしないかなとか、ボーグが侵略しに来てるのにバルカン人がのこのこ地球周辺までやって来ちゃうのは如何なもんかとか、余計なことが気になる。
そういや最後にボーグ・クィーンは死んじゃう(?)けれど、あれ?
これって『スター・トレック:ヴォイジャー』との時系列はどうなってるんだ?

『ヴォイジャー』といえば、この作品にチラっと出てくるホログラムドクターって『ヴォイジャー』に出てくるドクターと同じ型だったんだなあ、というのは今回ようやく知った話。
またこれは知ったというか気付いてなかったというべきなんだろうけど、データに生殖機能があったというのが驚き。
何の目的でそんな機能を付けたのやら。

それにしても宇宙船の指揮官というのは、洋の東西を問わず自ら前線に乗り出したがるものなのかねえ。
エンタープライズ然り、ヤマト然り…。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/11354923/


by odin2099 | 2022-05-04 08:39 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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