『マジンカイザー』④
2022年 05月 10日
最初にキャラ・デザ見た時はちょいと違和感があったけれど、慣れてくると当時の永井豪の絵柄を巧く取り入れているんだなぁという気になってくるから不思議。
これは、マジンガーというと原作コミックよりもアニメ版、という自分の趣向が反映された結果かと。
「マジンガー=原作版」という人には抵抗ないんだろうね。
そして物語も「新たなマジンガーの物語」では全くなくて、『マジンガーZ』のリメイクというか原作版『マジンガーZ』のアニメ化の色合いが濃い。
そもそもドクター・ヘルやあしゅら男爵が機械獣軍団を率いて光子力研究所を狙う、という基本設定からして新展開とは程遠く、グレート・マジンガーや剣鉄也が不在の3話以降の方が展開がスムーズなところにもあらわれている。
となれば素直に『マジンガーZ』でやればいいんじゃないの?というギモンも当然起こってくるのだけれども、そこには複雑な権利関係の柵とやらがあるそうで、ボツになったOVA企画『大魔神我』にしろ、コミックの『マジン・サーガ』にしろ『Zマジンガー』にしろ、ストレートにタイトルに謳うことが出来ないんだと。
言ってみれば苦肉の策の『マジンカイザー』アニメ化ということらしい。
にしても、今回のはじけ具合も凄い。
原作以上に永井豪テイストがプンプンしている。
甲児とさやかの痴話喧嘩を見ていると、必要以上に懐かしさを覚える。
しかし全7巻ということは今回が折り返し。これでどんな結末つけることやら。
予告見る限りでは次の第5話もおちゃらけ編みたいなので、6~7話あたりで急にハードな展開させるのかいな。
ローリィとロールが出てるということは<マジンガー軍団編>の映像化も?
それともハッキリとした結末はつけないのかな。
どちらにせよ、面白ければそれでいいのだが――。
以上、「ビバ!びでお」から転載。
今回は第4話「さやか救出作戦」。
全編水着のサービス回で、さやかさんのビキニ姿はもちろんのこと、マイクロビキニや紐みたいなハイレグ水着で、オイルを塗ってと甲児やシローに迫るローリィとロールは単なる痴女だな。
しかもそれを見た鉄仮面が怯んだことから、策略として再三それを繰り返されるという屈辱も…。
まあOVAならでは、ってことなんだろうけど、今はOVAでも厳しい描写かな。