『銀河英雄伝説 Die Neue These/激突 第三章』(2022)
2022年 05月 15日
迎え撃つイゼルローン要塞では、ヤンがフェザーンの姦計に乗せられた同盟軍により、査問の為に首都星ハイネセンへ召喚されていた。
ヤン不在を悟られぬよう司令官代理のキャゼルヌは防御に徹し、ヤン帰還までの時間を稼ごうとするが、イゼルローンを知り尽くした帝国の攻撃の前に、一度は要塞内部への侵入を許してしまう。
だが客員提督メルカッツの老練な手腕や、ユリアンの的確な状況判断もあり辛うじて持ちこたえていた。
その最中ミュラーはヤン不在の噂を耳にするが、ケンプはこれもヤンの策略だと一蹴、功を逸るケンプと、それに違和感を覚えるミュラーとの連携は乱れつつあった。
一方ヤンの副官フレデリカはビュコック大将との接触に成功、窮状を訴え、状況を把握したビュコックの果断な行動と、イゼルローンからの救援要請もあり、ようやくヤンは解放され増援艦隊と共に帰途につくことになる。
第二章に続き、要塞VS要塞の激突が描かれるが、相変わらず顔を見ていても声を聞いていても誰が誰やら、という状況は続く。
それよりも驚いたのが、この第三章でもこの対決に決着が付かないこと。
てっきりそこまでのケリは付け、そして第4シーズンを待つものとばかり思っていたのだが、ごくごく普通に「続く」。
この「ノイエ銀英伝」、もう少し全体の構成を考えて欲しい。

そろそろ折り返しの筈なのだが、このペース配分ではどうなるか見当もつかない。

今回、同盟側はヤンくんがいないのによく頑張りました。しかし、あの切り方は来週くらいに続きを見せてくれるって切り方だよ。
旧作に比べるとこの「ノイエ銀英伝」は、構成と言うかペース配分がちょっと怪しい。
今回は数か月後に続きを見せてくれるからまだいいけれど、これで2年とか3年とか空いたら暴動が起きるぞ。
ユリアンは今後の活躍を見込むと、もっと独り立ちしてくれないと困るかな。