『くノ一ツバキの胸の内』その5
2022年 06月 06日
方向音痴でいつも彷徨ってる亥班が里に帰ってきた、というエピソードは外せないところ。
でないと今回のアニメ版では出番がゼロになってしまいそうだから。
ツバキたちの戌班は主人公だから出ずっぱりだが、未班とか申班とか出番が多い班もあれば殆ど出てこない班もある。
各班にエンディングテーマの歌唱を割り振る関係もあるから、貴重な出番のあるエピソードは優先的に取り上げられるはずだ。
もう一方の「姉さま」は、七の巻で取り上げられた「夜中の呼び出し」の続編みたいなところがあって、何故実の姉妹でもないサザンカがツバキにベッタリなのかを疑問に思ったリンドウに、ツバキがどうやって戌班のメンバーが決まったのか、その経緯を説明するというお話。
極度の人見知りで誰とも打ち解けず、イジワルばかりして皆に嫌われていたサザンカを、ツバキだけが肯定してあげたから、というのがその理由。
にしても、その後のサザンカの甘えっぷりはちょっと常軌を逸してる面があるのだけれど。
九の巻「ヘビと男」(原作第19話)と「成果とは」(原作第41話)の二本立て。
”男”という言葉にどうしても過剰に反応してしまうツバキの失敗談に対し、後半のエピソードは原作最新刊に収録されているエピソードが選ばれているが、これも出番の少ない班のフォローということなんだろう。
これまた山籠もり中で里に居なかった酉班がメインとなるお話。
全13話らしいのだが(となると最終回の放送が月跨ぎになってしまうから、もしかすると最終回が未放映でBlu-ray特典だったりするのかも)、終わりが近づいてきてるのは寂しい限り。
エンディングは八の巻が亥班(ドクダミ/川井田夏海、アオギリ/小市眞琴、シャクヤク/土屋李央)、九の巻が酉班(スミレ/ファイルーズあい、タンポポ/井上ほの花、アザミ/朝井彩加)による歌唱。
十の巻は子班のメンバーだろうな。