『空の大怪獣ラドン』(1956)
2006年 03月 16日

この作品を怪獣映画のベストに推す声は多いと聞く。
前半のメガヌロンが出てくるあたりのサスペンスの盛り上げ、後半のラドンの猛威を表現するミニチュア・ワークの素晴らしさ等は、確かに評価に値すると思う。しかし、肝心のラドンのキャラクター性があまりに弱すぎやしないだろうか。
要するに、ただ出てきて暴れるだけなのだ。
また対する人間側に、ラドンに直接的被害を受けた人物も見当たらないので――唯一、主人公の佐原健二だけが間接的な被害者と言えるが、彼も見せ場らしい見せ場があるのは前半だけで、後半は平田昭彦のキャラがメイン扱いになってしまう――、ラドンにも人間側にも感情移入が出来ない。
ということで、それほどの作品だとは思えないのだが・・・。

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それの印象の方が、残っている、、、
居間にズケズケと押し入ってくるし(苦笑)。
その後は主人公が記憶喪失になったりして展開がまだるっこしくなるし、
ラドンは空飛んでるだけ(爆)だしね~。

翼のある怪獣は飛んでナンボ、速さがウリ。ラドンは「飛んでるだけ」なところがかっこいいと私は思うのですが・・・(笑)。たしかに一発芸で話を膨らませようがないですね。
怪獣映画というよりも災害映画の趣きかなぁ、なんて。
ラドンにキャラクター性が出てくるのは『三大怪獣~』以降のことですが、
それはそれで初代とイメージ違っちゃってますね(苦笑)。

てかこれ、やっぱり最後は、かわいそうですyo、、、
お待たせいたしました!
ホント、一ヶ月近くTB制限されてたもんなぁ・・・。
一応はあの二頭(二匹?)が夫婦で、その間に生まれた子供が、『三大怪獣~』以降に出てくるラドンなのだ、ということになってるようです、ファンの間では(笑)。
一応子孫は残ったということで。