『ウルトラＱ』④

第７話「ＳＯＳ富士山」

富士山噴火の兆候ありとの情報を得た由利子は、樹海で育ったターザンのような青年タケルの存在を知る。
その頃、吉野のお池から噴き出した岩石が怪獣ゴルゴスへと変貌。
タケルは樹海の平和を守るべく、単身ゴルゴスに立ち向かう。

富士山は噴火すると主張する科学者、樹海で育った野生児タケル、気のいい警官、幼い頃に生き別れた弟タケルを探す姉、と接点らしい接点のない登場人物が右往左往。

これに当然万城目や一平、由利子といったレギュラーキャラも絡むわけだから、30分で描くにはちと詰め込み過ぎ。

だがそれが贅沢に感じられるのだろう。

ただ、自作のロケットを打ち上げようとする少年たち、彼らはいらなかったなー。
ちなみにゴルゴスはゴジラの声で鳴く。

第８話「甘い蜜の恐怖」

実験により開発された特殊栄養剤により蜂が巨大化。
更に養蜂場を襲ったモグラが巨大化して大暴れするという一篇。
薬を発明した若き科学者、師である研究所長の娘でもある婚約者、彼を妬むライバル研究家が織りなすメロドラマが事件の真相に繋がってゆく。

ゲストに黒部進。
この頃だとまだ「ウルトラマン」の主役候補ではなかったかな。
モグラの怪獣モングラーは一見すると可愛いが、なかなかメイワクなヤツだった。