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ゲキ×シネ『SHIROH』(2005)

三代将軍・徳川家光の世、重税に苦しむ民は迫害されながらも信仰を捨てなかった。
その中心となっていたのは、島原の隠れキリシタンの益田四郎時貞。
だがかつて”神の子”と謳われていた彼だったが、今は奇跡を行う力を失い人を導く役目を担うことに逡巡していた。
そんな時、天草に歌で人の心を操ることの出来る、”シロー”と呼ばれている混血児の少年がいた。

ゲキ×シネ『SHIROH』(2005)_e0033570_21055504.jpg劇団☆新感線の舞台を映画館で上映する<ゲキ×シネ>の第3弾。

作:中島かずき、演出:いのうえひでのり、出演は中川晃教、上川隆也、高橋由美子、杏子、大塚ちひろ(大塚千弘)、高田聖子、橋本じゅん、植本潤、粟根まこと、江守徹ら。
劇場版の監督は江戸洋史。

劇団☆新感線の舞台を見るのも初めてなら、<ゲキ×シネ>を見るのも初めて。
島原の乱を題材に、天草四郎は二人いたという解釈で描かれた物語、しかもロック・ミュージカル仕立てということで興味を持って見てみたが、なるほどこれを映画館で見ていたら、生のステージを見るのとは違うものの、その迫力の一端は味わえただろうなと感じた。

むしろ演じている俳優の表情は生の舞台以上に伝わるため、物語への没入感は舞台以上かもしれない。
上川隆也の立ち回りは颯爽としており、大塚千弘の歌声は透明感があり、高橋由美子は可憐。
現代的な演出や思いの外コミカルな場面が多いのには驚いたが、その熱量はしっかりと伝わってくる。

その一方、これを家庭でテレビ、DVDで見てしまうとどうしても集中力が持続せず、ダレ場が出て来てしまった。
上演時間も休憩なしの3時間超だし、それなりのホームシアター環境を整えた家庭なら良いかも知れないが、やはり生の臨場感に勝るものはないのかなと思う。


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by odin2099 | 2022-06-20 21:09 | 演劇 | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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