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『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)

**** ネタバレ注意! ****

<ジュラシック・パーク>シリーズ6作目にして完結編。
といっても製作発表された段階で「今度で最後」なんて言ってたっけ?
なんか「まだまだ続く」というニュアンスのコメントを見た気がしたんだけどな。

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)_e0033570_19530385.jpgそれはさておき、前作ラストで恐竜が世界中に解き放たれてしまったため、否応なしに恐竜と人間が混在する文字通りの”ジュラシック・ワールド”が爆誕。
恐竜による災害やトラブルも次々に起こるが、中にはまたもや恐竜を使って一儲けを企む連中もいる。
ホント、懲りないよねえ。
みんな最後はロクな死に方しないのに。

オーウェンとクレアは恐竜の保護活動に勤しんでいるが、一方で新たな脅威に対処するべく立ち上がったのが、エリー・サトラー、イアン・マルコム、それにアラン・グラントの旧主役陣たち。
やっぱり彼らが出てくると画面が締まるなあ。

実のところこの3人は、ちょっとしたカメオ出演程度なのかなと思っていたのだけれども、思いの外ガッツリと本筋に絡み、場合によってはオーウェンとクレアの主役コンビが霞んで見えるほど。
クライマックスでは、それぞれ別行動を取っていた彼ら5人が当然のように一堂に会するのだが、ようやくシリーズが繋がったなあと感慨深くなった。
それにところどころ1作目を彷彿とさせるシーンやシチュエーションがあってニヤリもの。

今回のヴィランであるドジスンというのは、役者こそ違えど1作目で恐竜の胚を盗み出そうと画策したヤツで、コイツに唆されたネドリーがバカなことを仕出かさなければ、もしかしたらパークの悲劇は防げたかも?という存在。
そういう意味では元凶だし、シリーズ最後の黒幕には相応しいのかも。
他にも4作目からバリー、5作目からフランクリンとジアといったお馴染みさんが、新規登場のキャラクターたちに交じって続投するのもシリーズの締めくくり感があって良い。

オーウェンのタフガイっぷりはちとやり過ぎだし、クレアは完全にアクションヒーローと化してるし、レジェンド3人も容赦なく動かされてるしで、娯楽アクション大作としては先ずは及第点。

元凶と言えば最大の元凶とも言えるウー博士が、何故か急に良心の呵責に苛まれ改心してしまうのは拍子抜けだし、一見すると全て解決したように見せながら、その実何も解決してない結末など物語の組み立て方に問題があるのは確かなのだが(そもそもこの続編シリーズを作る必然性があったのか?など)、キャラクターの行く末を含めて一応の帰着点を設けたことは評価したい。

スピンオフを含めたシリーズ復活の話は早晩出てくることと思うが、「アベンジャーズ/エンドゲーム」や「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」のような、終止符ではないかもしれないが句読点を打った作品としては上出来だと思う。
元々期待値は低かったので、評点はかなり甘くなっているのではあるが。

ところで前作に続いて本作でもキーパーソンとなったメイジー役のイザベラ・サーモンだが、順調に美少女として成長中だ。
今のところこのシリーズ以外に出演作はないらしいが、これから徐々に活躍の場を増やしていくらしいので今後が楽しみだ。

【ひとこと】
今回クレジットからレジェンダリー・ピクチャーズの名前が消えてるね。


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Tracked from ここなつ映画レビュー at 2022-08-23 15:47
タイトル : 「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」
そうこうしている内に、鑑賞したのに書いていない作品がもう2桁を超えてしまった(11作品なのでギリギリ2桁だけど)。書きたくても利き手のせいで物理的に上手く書けないのであるが、これは流石にマズイので、比較的楽に書ける作品から徒然に書いてみようと思う。ということで「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」である。正直このサブタイトルの「新たなる支配者」の意味が判らない。これは恐竜たちと共存しようとする人類のこと?それとも恐竜同士のバトルを繰り返して、頂点を目指し続ける肉食恐竜のこと?…まあ、恐らく深い意...... more
Tracked from 或る日の出来事 at 2022-08-27 10:16
タイトル : 「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」
前作で野放しになった恐竜。その後の世界は…。... more
Commented by ふじき78 at 2022-08-12 03:34 x
一応、バッタの群れに遺伝子改造バッタ(おそらく次代か次々代産卵を抑制する)を潜り込ませていたが、あれはあくまで象徴的なシーンで、もっと大々的にやらないと効果は低いだろう(効果を見る為の一匹目なのかもしれない)。あれが上手く行けば同じやり方で恐竜も自然減できるという意味では明るいラストだが、まだ先が長いので成果として分かりづらい。
Commented by odin2099 at 2022-08-14 19:41
> ふじき78さん

あれは会社のあくどさを強調するためのツールで、辻褄合わせとかは二の次な気がする。
しかしアランはもちろんのこと、エリーにとっても専門外じゃないのかなあ。
まあ何とかオリジナルトリオを引っ張り出そうという苦労は察するのだけれども。
by odin2099 | 2022-08-01 20:09 |  映画感想<サ行> | Trackback(3) | Comments(2)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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