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『ガンダム GのレコンギスタV/死線を越えて』(2022)

『ガンダム GのレコンギスタV/死線を越えて』(2022)_e0033570_10164047.jpg「Gのレコンギスタ」完走!

最終決戦は地球で。
大気圏突入時に行う戦闘シーンは、なんだかファーストや「Z」を思いだした。
しかしもう既にどことどこが協力関係にあり、どことどこが戦っているのかわからなくなってきた。

一応海賊であるメガファウナとアメリア軍は協力関係にあるというか、事実上一体と見ていいんだろうな。
メガファウナはアメリアの遊撃軍みたいな位置づけになってるし。
それと対立しているのが地球ではキャピタル・アーミィ。
それに金星圏のビーナス・グロゥブ、月の裏側のスペースコロニー国家トワサンガが、それぞれの思惑で地球へ降り立つという形になっているが、この三者が必ずしも連携を取っている訳でもなく、それが余計にややこしく見せている。

で、最終的にはひとまず戦争は終わり、ハッピーエンドと言って良さそう。
あれ?ここで終わるの?と驚いたくらいあっさりと停戦しちゃったのは拍子抜けだったけど、思ったよりメインキャラクターは死ななかったし、最後は「次」へ色々と期待を持たせる終わり方だったからこれで良し。

さて、これがトミノ監督にとっての最後の「ガンダム」になりますかどうか。
「ガンダム」に限らずまだまだ新作発表して欲しいもんですがね。
『ガンダム GのレコンギスタV/死線を越えて』(2022)_e0033570_10162507.png
ところでこの作品、公式には「宇宙世紀終焉から1000年以上経った世界」(その割には旧「ガンダム」世界とはせいぜい数百年程度しか経過してないようにも感じられるが)ということになっているので「Gのレコンギスタ」<「∀ガンダム」になるはずなのだが、トミノ監督自身は「∀ガンダム」から約500年後を想定しているらしい。

「∀ガンダム」は宇宙世紀から5000~10000年後くらいの話らしいのでそうなると矛盾だらけだが、そもそも「Gガンダム」をはじめとした宇宙世紀外の「ガンダム」全てをまとめようというのが無茶な話なんだから、今のところは静観。
そのうち誰かが辻褄合わせをしてくれるか、あるいは”黒歴史”そのものがなかったことにされるかもしれないけど。



by odin2099 | 2022-08-07 10:19 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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