『エスパイ』(1974)
2022年 08月 31日
ということで『エスパイ』、小松左京原作の超能力スパイアクション物です。
主演は藤岡弘、ヒロインが由美かおる、副主人公が草刈正雄で悪役が若山富三郎と後の『火の鳥』に繋がる顔触れ。
他に睦五郎、山谷初男、高村ルナ、ジミー・ショウ、内田勝正、加山雄三、岡田英次といったメンバーが出演していて、アクション担当はJACと大野剣友会。
特撮ファンには馴染みのある外人タレントさんが何人も出てきますし、剣友会の方々のお顔もチラホラ。

更に「超能力というものを全然表現しきれていない」、「愛によって主人公の超能力が目覚める恥ずかしくなるクライマックスを迎える」、「主題歌のタイトルも”愛こそすべて”」、「この平尾昌晃作曲のムード歌謡みたいな曲が、アタマとケツに流れるのはSFか?」とかナントカ。
そして「内容は駄作と言ってもいい」とバッサリ。
容赦がないですねえ(汗)。
ただアクション物としてはスッキリしないし、メインが藤岡弘なんだか草刈正雄なんだかわからないバランスの悪さとか、全体的にウジウジしてる主人公たちとか、やっぱり見直しても面白くは感じませんでしたねえ。
ただ由美かおるは良かったです。
普段は身体にフィットした衣装を身に着けているし、敵に捕まって催眠状態にされた際にはおっぱい露出。
まあそれだけではあるんですが、回想シーンでもリピートしてくれるというサービスぶり。
逆に言うとそこしか見せ場がない映画ってことでもあるのですが……。
ちなみに一度は1967年に製作するとの発表があったそうですが、その時のキャストは三橋達也、佐藤允、浜美枝、若林映子。

これもフィルムセンター特撮特集Ⅱの中の一本。 エスパースパイ対反エスパースパイ 今、撮ったらもっと面白い物が出来そうだ。 というか、これの現代版が『絶対可憐チルドレン』か。 さて、最初に書かなければいけないのは、由美かおるが乳ポロン。いやあ、いい乳だ。ただ、35年経った今でも同じような仕事(別に出しちゃいないけど)をやってるとは、当時の由美かおるも思っていなかったに違いない(思っていた...... more

記憶が全く残ってない所を見ると、やっぱりつまらなかったんだろうなあ。由美かおるは褒めてる。
藤岡弘主演だけどアクションらしいアクションは後半にしかないし、草刈正雄の扱いが大きいからバランスが悪い。
加山雄三なんて「何で出てるの?」レベルだし。
由美かおるのポロリは前半にあるんだけど、どうせなら後半に持ってきてもっとヤバい状況を作り、その結果藤岡弘の能力が開花する、とした方が良かったんじゃないかなあとも思う。