『女猫』(1983)
2022年 09月 06日
その証拠を掴んでいたため、栄子は連中に命を狙われたのだ。
実は美音子も琴枝も、かつてその学長父子に弄ばれた過去があったのである。
山城新伍が監督を務めた銃撃戦あり、カーチェイスあり、謎解きに裏切りに…と色々詰め込んだハードボイルド・タッチのエロティック・サスペンス映画。
<にっかつロマンポルノ>の一本で、出演は早乙女愛、岩城滉一、大塚良重、伊藤幸子、青木琴美、仁科まり子、名和宏、深江章喜、水上功治、せんだみつお。
早乙女愛がそれまでの清純派のイメージを覆し、大胆な濡れ場を披露したことで大ヒットを記録。
確かに彼女の豊満で美麗なバストは、それだけで客を呼べる価値がある、と思う。
ただコミカルなパートも盛り込まれてはいるもののギャグは不発で、全体的に重く暗いトーン。
ロマンポルノだから当然裸のシーンが売りになるのだが、愛あるSEXよりも凌辱される場面が殆どなので、せっかく脱いでくれても直視し辛いし感情移入も出来ない。
一応の復讐劇としては成立してはいるものの、メイン格の人物の大半は死ぬか、心身ともに大きな傷を負うので誰一人幸せにならないというアンハッピーエンドだし、個人的にはゲイボーイが大勢出てくるのも勘弁してくれと言いたくなる(劇中でもその設定が全然活かされておらず、単なるお笑い要員と化しているし)。
これはもう割り切って早乙女愛、伊藤幸子、大塚良重、仁科まり子、青木琴美らの肢体を愛でるしかなさそうだ。
名和と伊藤幸子との絡みは、まるでAV顔負けのエロさで、機会があったらDVDで再視聴してみたいと思います。
コメント、ありがとうございました。
リアルタイムでは見られる年齢ではなかったので、気になりつつもスルーでした。
やはりこの作品、かなりヒットしたんでしょうね。
他にも気になる作品があるので、ちょこちょこチェックしていきたいと思っています。
おススメ等ありましたら、またお願いいたします。