『スーパー戦闘 純烈ジャー/追い炊き☆御免』(2022)
2022年 09月 07日

なんと純レッドの白川がオフロディーテと別れ、新しい温泉の女神と契りを結んでいたのだ。
『スーパー戦闘 純烈ジャー』の続編で、前作は純グリーン/後上翔太をフューチャーしていたが、今回は純レッド/白川裕二郎がメイン。
といっても後上をメインにしながら他の3人にも見せ場を用意していた前作と違い、本作は完全に白川を中心にお話が動くので、他の3人の出番は少ない。
特に今年いっぱいで純烈を脱退する純ブルー/小田井涼平なんか殆ど空気だ。
また<スーパー戦隊>といえば巨大ロボ!
前作ではなかった巨大ロボ同士の格闘が売りだが、作品のテイストがテイストだけにさほど迫力あるものにはならず。
まあその辺りは計算の内だろうけど。
<東映ヒーロー>所縁のキャストは先ず、前作で死んだ筈の山本康平が双子の弟としてシレっと登場。
『ハリケンジャー』からはもう一人長澤奈央が出て来て白川裕二郎と戦うのだが、相変わらず綺麗だしよく動けるので感心する。
坂本監督がそろそろまた彼女を呼びそうな感じ。
その他に<仮面ライダー>から中村優一と西銘駿が出てくるが、中村優一は「最初に言っておきます」「かーなーり」を繰り返すので正直ウザい。
1~2回なら笑えるんだけどねー。
一方の西銘駿には一切<ライダー>ネタはなし。
こっちはこっちで、一つぐらいネタを絡めた決め台詞があっても良かったのにな、とは思う。
そういえば写真で松本若菜が特別出演してるんだけど、中村優一との絡みはなかったなあ。
悪役は本宮泰風で、これがなかなか格好良い。
前作のラスボスは小林幸子だったから、アクション面での迫力、カタルシスはなかったからなー。
また大物歌手枠は八代亜紀。
こちらは悪役ではなく、純烈ジャーのピンチを救う温泉の女神役だった。
しかし台詞も歌も聴き辛くなっていたのは寂しい限り。
たまたまそう聴こえただけなのかもしれないが。