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『ハヌマーンと5人の仮面ライダー』(仮)

『五人ライダー対キングダーク』の配給権を得たチャイヨーが、東映に無断で勝手に新撮・再編集しちゃったという『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団(白猿ハヌマーンと7人のウルトラマン)』の続編!

新撮シーンのキングダークはいきなり等身大に縮む(ラストでは再び巨大化するけど)けど、造型は似ても似つかないし、ライダーのコスチュームも相当酷い。
ライダーマンは口元だけじゃなく目元まで見えるし、全体的にヘロヘロで動きも悪い。

バイクは5台揃えてオープニングから並走するシーンがあるけど、これがきちんと許可を取ってるんだかいないんだか。
市街地を手を振りながら爆走(暴走?珍走?)するのを市民が物珍しそうに眺めてるし、後ろを走ってる車は明らかに迷惑そうだ。

そういや新サイクロン2台じゃなく新旧サイクロンが1台ずつ出てくるのは、『仮面ライダー(スカイライダー)』よりも早いか。
といっても遠目で「あれってサイクロン号だよなあ」ぐらいにしか似てないんだが。

『ハヌマーンと5人の仮面ライダー』(仮)_e0033570_19045851.jpg物語はというと――
女性の生き血が好物らしいキングダークが、血を搾り取るために若い女性を拉致しようとするのだが、仮面ライダーに妨害される。
そこで地獄から悪人を召喚しようとするのだが、選ばれたのはかつてコチャンを殺害し、ハヌマーンによって地獄に送り込まれた仏像泥棒だった。
泥棒はヴィルット博士とその恋人を攫い、博士には対ライダー用の新怪人(コウモリフランケンだ)を作らせ、恋人からは血液を採取しようとする、というものらしい。

ヴィルット博士ってば、発狂した挙句に爆発した基地と運命を共にしたかと思いきやしっかりと生き残ってるし、マリサーよりも若くて奇麗(に見える)新恋人とちゃっかりよろしくやってるというのはどーなのよ。
前作の事件の責任の大半はこの人にありそうなもんなんだが実質的な主人公で、最後の方じゃライダーそっちのけでアクションを披露。
ぶっちゃけライダーよりも強かったりして。

元の映画は『五人ライダー対キングダーク』のはずなんだけど、主役は何故かV3で『仮面ライダーV3対デストロン怪人』からの流用シーンもある。
なんでもタイでは『X』を放送してなかったのがその理由とのことだが、主題歌は「セタップ!仮面ライダーX」のタイ語版なんだよな。
どうもカラオケが1コーラス分しか入手出来なかったみたいで、これを編集で繋ぐんじゃなくただ繰り返して2コーラス分にしてる。

この曲は劇中でも再三流れるのだが、他には『X』の挿入歌「ライダー賛歌」のインスト版も何度も掛かる。
主役はV3だし、他のライダーと合体する能力(全然役に立たない)も持ってるのに、「V3」の主題歌や挿入歌は流れない。
音源確保出来なかったな。

そして前作の主役ハヌマーンだが、先ずはキングダークにやられちゃった5人ライダーを復活させる場面で登場。
その後はキングダークが巨大化したところで、自らも巨大化して助っ人参戦するという美味しいとこ取りで、今回は完全に脇に廻っているしライダーと共闘する場面も殆どなし。

仮にこの作品、本家のように藤岡弘、佐々木剛、宮内洋、速水亮らの声が入り、全編に亘って菊池俊輔メロディーを流したところで面白くはならないだろうな。
それに今回も結構残酷な場面があり、地獄のシーンでは何故か全裸の女性が右往左往してたり、ラストシーンは再び地獄へ送り返された泥棒たちが斬首され、その生首がアップになって幕。
これ、子供向け映画じゃなかったの?
by odin2099 | 2022-09-21 19:08 | 映画雑記 | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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