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『円谷プロ特撮DVDコレクション03 超必殺技!』

『ウルトラセブン』第26話「超兵器R1号

惑星攻撃用の超兵器の実験場に選ばれ、破壊されたギエロン星。
生物は存在しないとされていたのだが、そこから巨大生物が地球に飛来、放射能をまき散らす、というお話で、有名な「血を吐き続ける悲しいマラソン」という名セリフが登場する回である。

地球に強大な兵器があると知れれば、宇宙人も侵略を思い止まるだろう。
いや、もっと強力な兵器を持って地球を侵略に来たならば、更に強力な武器を作って対抗すれば良い。
それは虚しいだけで際限がない、さながら「血を吐き続けるマラソン」だ、とダンがウルトラ警備隊のメンバーを説得しようと試みる訳だが、なんだかこのセリフだけが独り歩きしてしまっている感はある。

軍拡競争への警鐘を鳴らすというテーマはわかるのだが、その一方で「地球を愛しているならば、実験は妨害すべきだった」というダン=セブンの心情にもう少し踏み込んで欲しかった。
”地球人=善=守るべき存在”という図式は、この後の「ノンマルトの使者」でも揺らぐのだが。

『帰ってきたウルトラマン』第4話「必殺!流星キック

『円谷プロ特撮DVDコレクション03 超必殺技!』_e0033570_10241124.jpg古代怪獣キングザウルス三世登場。一世と二世抜きでいきなり三世というのも、何やら大きなバックボーンを感じさせて悪くはない。
バリヤーを張り、スペシウム光線や八つ裂き光輪といったウルトラマンの必殺技を悉く跳ね返す、というのもなんだかゼットンみたいで強敵っぽい。

そのバリヤーを破るために郷は特訓し、ジャンプしてバリヤーを飛び越えてバリヤーを生み出す頭の角を折って逆転するのだが、ウルトラマンって空飛べるんだよね。
空から攻撃すれば良かったんじゃない?
ちなみにヒーローが一敗地に塗れ、特訓して新しい技を会得し再戦して勝つ、というスポ根モノのような展開がウルトラシリーズに導入されたのはこれが初かな。

また今回、郷の乗ったマットアローが撃墜された直後にウルトラマンが出現したり、郷がウルトラマン同様に足を負傷していたり、重傷を押して病院を抜け出した郷が人知れずジャンプの練習をしたり……これを偶然の一致と片づけるのかMATの諸君、それにアキちゃんと次郎くん。
バレバレじゃない?

そういや今回、郷と親密な(?)丘隊員にちょっと嫉妬しちゃうアキちゃん、というシーンがあるんだけど、恋愛要素というか青春ドラマっぽさを何とか取り入れようとしてたんだな。
このWヒロインというシチュエーション、『ウルトラマンタロウ』でも再現されてるけれども。
そしてワンダバが流れないなあと思っていると、ラストシーンでバッチリかかる演出もニクイ。

『ファイヤーマン』第9話「深海からの挑戦

再放送は見てないし、本放送は時間枠が移動してからしか見てないので、この初期の頃のエピソードを見るのは初めて。
メインの怪獣はネロギラスだが、他にロドグロス、ステゴラス、それにグドンが登場。
グドンは『帰ってきたウルトラマン』に登場した怪獣だが、単なるお遊びや着ぐるみの流用か、それともウルトラと『ファイヤーマン』の世界観は繋がっているのか、さてどちらだろう?

今回ファイヤーマン=岬大介の恩師が登場するが、調査中に怪獣に襲われて絶命、岬が復讐に燃えるという展開があるのだが、ヒーローが私怨で戦うというのは円谷ヒーローでは珍しいかな。
ちなみに恩師・田所博士を演じているのは平田昭彦。
出番は2シーンくらいしかないが流石の存在感だが、そもそもこの番組はレギュラーが平泉征に岸田森、睦五郎と渋すぎるのも大人向けだなと感じる。

ところでこの3巻の副題は「超必殺技!」となってるけれど、そう呼べるのは流星キックぐらいかな。
セブンもファイヤーマンも、これといった新技は出してないハズ。
by odin2099 | 2022-09-25 10:26 | テレビ | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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