『破邪大星ダンガイオー』(1987)
2022年 09月 27日

美少女が主人公のロボットアニメである。
この作品の魅力と言えば、まずは音楽。
渡辺宙明先生である。
オープニングは堀江美都子と水木一郎のデュエット、エンディングは堀江美都子のソロ(二人は声優としても出演)。
バンカーの巨大ロボットが暴れ、駆けつけた4台のダンメカニックが合体するシーンに流れるメロディは、ほぼほぼ「グレートマジンガー」のBGMの再演奏。
全体的にはロボットアニメというより<宇宙刑事>シリーズの延長線上の雰囲気で、止めの必殺技サイキック斬を繰り出すときは、いきなりレーザーブレードのテーマそっくりの曲が掛かってのけぞった。
もう一つの魅力は、ダンガイオーの操縦者ロール・クランの声が神谷明なこと。
他の3人はミア・アリス(声:荘真由美)、ランバ・ノム(声:岡本麻弥)、パイ・サンダー(声:松井菜桜子)で、主人公はミア。
普段のロールは気弱な少年なのだが、合体したダンガイオーのメインパイロットは何故かロールで、途端に性格まで変わってしまう。
おかげで「ダンガイビーム!」「ブーストナックル!」「サイキックウェイブ!」といった神谷節を、9年ぶりくらいで聴くことが出来た(ロボットアニメの主人公は「闘将ダイモス」以来?)。
しかしながらお話の方は、ちょっと長めの第1話という感じで説明に終始し、それでいながらもわかりにくいために決して面白いとは言い難い。
何回か見直してるし、今回も久しぶりに見てみたけれども、その感想は変わらなかった。