『虚空門 GATE』(2019)
2022年 10月 20日
UFOを扱ったドキュメンタリー映画だと聞いていたのに、中身は想像していたのとは大きくかけ離れていたからだ。

その人物は肉眼では見えないUFOの姿を次々とスマホのカメラに映してゆく。
ところがある日突然、この人物は消息を絶ってしまう。
彼は何処へ消えたのか。
恋人や母親、アパートの大家が心配する中、実は覚醒剤取締法違反で逮捕され獄中の人になっていたことが判明する。
彼は冤罪を主張したものの、執行猶予付きで有罪判決を受ける。
ところが更なる問題が起きる。
彼の撮った写真がトリック写真である疑いが強まったのだ。
結局彼は何者だったのだろうか。
それでも彼の関わらない部分で撮られた映像には、不思議な動きを見せる物体らしきものが映りこんだものもあった。
これをどう考えたらいいのだろうか。
とにかく出てくる人物が皆キャラ立ちしているし、どこの誰で何をやってる人なのか一切説明なし。
なので途中でフェイクドキュメンタリーなのかな?と思ったりもしたのだが、数年間を追った真っ当な(?)ドキュメンタリー映画らしい。
件の人物が逮捕されたのも本当だし、職業は画家で俳優なんだとか。
何となく名前に見覚えがあったのでチェックしてみたら、『ウルトラマンガイア』でチーム・マーリンのリーダーを演じていた人だった。

◆『虚空門 GATE』新文芸坐 ▲謎映画。 五つ星評価で【★★★謎が謎呼ぶ】 UFOと言えばピンクレディー、そんな固定観念を打ち消すドキュメンタリー(いやいやそんな言い方ないやろ)。もしくは「虚空門GATEを見る人もまた虚空門GATEから見られているのだ」みたいな。 UFO(狭義でいう所の宇宙人の乗り物=「空飛ぶ円盤」)は実在するのか? UFOを呼びだせる人がいるらしい。 その人を呼ん...... more