『鬼滅の刃/無限列車編』(2020)
2022年 10月 21日

お話は、というと鬼が出るという汽車に乗り込んだ主人公たち鬼退治の面々が強い先輩と合流し、乗客を護りながら鬼と戦う、ということで合ってます?
ところが鬼の術中にはまり、彼らは夢の世界へ送り込まれ大苦戦。
その夢の中で主人公の悲しい過去と設定の説明があったり、ゲスト主役というべき先輩のバックストーリーなんかも紹介しつつ、なんとか窮地を脱してメデタシメデタシと思いきや、突如メチャ強い奴がやってきて主人公たちはボロボロ。
さてどうなりますことやら?! ……というような内容ですよね?
結局のところ根本的なお話そのものはよく理解できませんでした。
だから単純に面白いとも思えなかったのですが、やっぱり列車の旅は良いなあと思えたし、アクションの盛り上がりと感情の高まりを上手くシンクロさせる作劇に、大ヒットは伊達じゃないんだなと納得させられました。
ただこれで原作漫画を読んでみようとか、アニメを全部追いかけよう、とまで盛り上がらなかったのが自分の限界でした。
まず主人公をはじめとするキャラクターの絵柄が好きになれません。
一見すると可愛らしかったりもするのですが、よくよく見ると全体的にグロテスクだし目が死んでるし、バランスそのものに強烈な違和感を覚えます。
猪男も然り。
そんな中でも禰豆子ちゃんでしたっけ?
彼女だけは段々と可愛らしく見えてきて(といっても回想シーンの人間時の姿よりは今の鬼の姿になってからの方が、ですが)、まあ人気の高さも頷けるところです。
これ、妹萌えする要素が色々ありますからねえ。
あとゲスト主役の煉獄さん、絵柄は好きになれませんけれどなんだかんだで格好良いです。
こういうキャラがあっけなく退場するあたり、この作品は只もんじゃないな、と思わされます。
普通はもうちょっと大事に扱いたいところでしょう。
