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『誤解だらけの徳川家康』 渡邊大門

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家康は遺訓「人の一生は重荷を負て遠き道を行くが如し」で知られるなど「寡黙な苦労人」と思っている人が多いが、実はこの言葉は後世の創作だった。
「関ヶ原合戦で徳川家の覇権が確立」「神君伊賀越え」「真田父子に恐れおののいた」などは、近年の研究によって事実とはいえないことが判明。
これらは「松平・徳川中心史観」「アンチ家康」によるもので家康の神格化、または面目潰しのためにつくられていたのだ。
本書では家康にまつわる様々な「誤解」を徹底的に検証し真実を解明。
従来の家康像を大きく覆し、新たな歴史を紡ぎ出す。
以上がカバー裏や出版社のサイトにある解説。

ご多分に漏れず自分も、徳川家康といえば狸親父、豊臣家を滅ぼした大悪人、と思っていた時期がありましたが、流石に今では「そんな単純な話ではないだろう」と考えるようにはなっています。

ただ「海道一の弓取り」と呼ばれた武人としての姿や、忍従を重ねる苦労人の姿、目的の為なら手段を択ばない計算高い策略家等々のイメージを取り除くと、徳川家康というのはなんだか面白みのない人物だなあと思えてきました。

またそれに伴い、豊臣秀頼や石田三成、真田信繁といった対極に置かれている人物たちの魅力も色褪せてくるように感じるのですが、これが真に誤解を取り除いた姿なのでしょうか。
by odin2099 | 2022-11-05 14:16 | | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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