ミュージカル『Shuffle!~まぜこぜ図書館「若草三銃士物語」~』
2022年 11月 21日
物語を途中で止めることは出来ない。
だが最後までやり遂げることが出来るのか?!
脚本・作詞/浅井さやか、演出/児玉明子、出演はダルタニアン/小宮璃央、エイミー/西葉瑞希、メグ/七木奏音、ジョー/生田輝、ベス/髙橋果鈴、アトス/泰江和明、ポルトス/岩城直弥、アラミス/坪倉康晴、ミレディ/石井美絵子、ロシュフォール/秋沢健太朗、リシュリュー枢機卿/郷本直也、
ここへ来るのも久しぶり。
お子様の観劇も大歓迎、と謳っているからなのか、上演時間は休憩なしの1時間半とコンパクト。
予備知識なしで見に行ったので、ここらで第一部が終って休憩かな?と思っていたら、そのまま一気にクライマックスへ突入したので驚いた。
「三銃士」と「若草物語」がシャッフルといっても、主軸は「三銃士」に置かれていて、四姉妹が「三銃士」の世界に彷徨いこみ、三銃士+ダルタニアンと入れ替わってしまい、さあ大変!というお話だ。
最初にダルタニアンとエイミーが違和感を覚え、互いに水を介して会話できることに気付き、お互いに頑張って物語を続けていこう、となるのだが、途中で他の「若草物語」世界にいる三銃士のメンバーも「三銃士」の世界と行ったり来たり出来るようになり、リシュリューやロシュフォール、ミレディたち悪者たちも、四姉妹と入れ替わった状態の銃士など恐るるに足らず、初めて自分たちが勝てるのでは?と色めき立つ、といった具合。
その間、四姉妹たちのお話はどうなっちゃってるんだろうな。
四銃士たちは四銃士たちで、入れ替わった世界での苦労話があったはずだが、そっちは綺麗さっぱり抜け落ちている。
ということは、今度は逆バージョンを作ってみたら面白いかも。
このお芝居、ダルタニアン役の小宮璃央とエイミー役の西葉瑞希目当て。
分かる人なら分かる、「魔進戦隊キラメイジャー」繋がり(充瑠クンと柿原さん!)で、こんだけ早く二人を別作品で見ることが出来るとは思わなかった。
小宮璃央は声を低く、且つ張ろうとしいて苦労していたようだが、西葉瑞希は舞台経験も豊富のようで歌もアクションも安定感あり。
そして再共演ならではの安心感というのか、コンビの息もピッタリで、これは先々の再々共演にも期待したい。